第152話【閑話休題】たまには普通の話でも

 もうすぐ20万文字になるんだな。

 このエッセイを書き始めた時は、こんな展開になるとは思っていなかったけどね。


 少し自分のことについて前置きをします。

 ずっと読んでくれている人にはあえて言う必要はないと思うのだが。


 俺はオープンマインドとかオープンな人と言われることが多いです。

 オープンマインドとは

 【「心が広い・頭が柔らかい・開放的・偏見がない」などの意味を持つ言葉。 人は誰しも二面性を持っているものですが、オープンマインドな人は自分の多面的な性質も認めたうえで、隠さず相手に伝えます。 そして自分の考えが正しいと決めつけず、違う意見や思想なども認めることができるのです】Google検索引用

 こういうことらしい。


 オープンマインドが齎すのは「信頼関係」らしい。

 いつでも素直に自分の思っていることを話すことが出来る、裏表のない相手なら信用しやすいのはわかる。


 確かに偏見はないとは思う。多様性とは当たり前に存在するものであって、自分と違う考え方をする人がいて当たり前だと思っているし。

 何よりも、日常的に外国人と接していると、文化は違うものでそれは受け入れるかどうかではなく現実に存在しているものという考え方になる。

 そうなるとどうなるか?

 〇〇が嫌だとかではなく、違いを知ることが必要だなという思想に変化するわけだ。たとえば辛いものは嫌と否定するのではなく、それぞれの国の辛さの違いについて学ぶという形に変わるだろう。

 自分が辛いものを好むかどうかと、それは全く別な話なのだから。


 そして大切なのは【報連相】でもある。

 報告、連絡、相談の意味。

 何か問題が起きて頼ってくれるのは嬉しいけれど、【報連相】をちゃんとしてくれないと助けることはできないと思う。

 相談もちゃんとしてくれたらめる時はめることが出来るしね。


 俺はどちらかと言うと全肯定の人です。

 それは否定されるのが嫌だからとかではなく、否定したところでそれは存在するから。

 例えばあなたが「珈琲が好きだ」と言っているのに、俺が「あなたが珈琲を好きなのはオカシイ、紅茶を好きになるべきだ」なんて言ったらトチ狂ったやつでしょう?

 他人を否定するというのはそれと同等。

 しかし、言動を止めるのはこれとは全く違う思想から来ている。


 失敗は自分を成長させるのに必要なことだとは理解している。

 でもね、俺は不用意に他人に傷ついて欲しくないの。

 心が強い人ばかりではない。傷つけられたら怒りに駆られ、結果理不尽な目に合う人もいる。


 自分はかつて、愛した人にこんなことを言った。

「俺はみんなの盾になってあげたい」

 と。

 その人には「それは危ないからやめるべきだ」と言われたよね。


 じゃあ、黙ってみていろと言うの?

 それは俺にはできないんだよ。

「できるのにやらないのはズルいんだよ」

 かつて先輩に言われた言葉が俺を縛る。


 例えば、いじめは傍観者だっていじめに加担しているのと変わらないんだよ?

 自分に力があるなら、それは使うべき。

 そうでしょう?

 その勇気がある人が少ないなら、余計に踏み出さなければいけない。

 俺はそう思っているんだよ。


 いい人になりたいわけじゃない。

 生きているなら、やれることをやるべきだと思っているだけ。

 主体性を持つとはそういうことだと思うから。


 とは言え、絶対に俺の真似をしないでください。そんな無謀なことをする人はいないと思うけれど。目の前に俺という盾があるなら、それを使えばいいだけ。

 前述した通り、俺は誰にも不用意に傷ついて欲しくない。


 今回の問題に関して、相手に対して理解を示している部分もあるんだよ。その人は自分は悪くないって言いたかったんだろうけれど、やっぱり他人の悪口ばかり言うのは良くないよ?

 自分を守るために他人を傷つけるのは愚か者のやることだ。 

 自分を良く見せるために他人を下げようとするのは間違っているでしょう?


 俺はそう思うんだよね。

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