第101話 作品を読んで考えることは人それぞれ
Good morning everyone.
【進撃の巨人】以来だなと思う。
こんなに考えさせられた作品に出逢ったのは。
【進撃の巨人】では戦争と平和について考えさせられた。
確かにある一つの敵を作りだせば、それに向かって国民の気持ちを一つにすることはできるだろうし、戦う理由が出来るだろう。
それはナチ思想であり、米映画によくある傾向。
それで得られる平和は一時でしかない。
同じ敵を倒した仲間。そう感じるのはホンの一時。
何故なら、共通事項が存在する代わりに相手のことを何も知らないから。
例えばあなたと俺が戦友になる。
共に戦い生き残り、この世は平和になった。
なので一緒に呑みに行き、互いのことを語る。
そこで俺が、
『俺は、絶望し堕ちてゆく崇高な存在に美を感じて興奮するんだ。I'm very excited. I feel ecstasy. あああっ……』
と目を輝かせ、うっとりしながらで言ったとする。
『What?! you crazy!(何だって?! あんたトチ狂ってるよ)』
恐らくあなたはオーバーアクションでそういうに違いない。
残念なことに、人の思想とは多種多彩。なので感覚が合うとは限らない。そういうもの。それを無理やり合わせようとするのが戦争なんだよ。
つまり俺が表現した『崇高な理念は凡人の欲望によって破壊される』とは、人の心理を利用してことを成すことはできるが、凡人はそれを単純にしたがるということなんだよね。
もちろん、戦争を起こそうとしている人たちは目先の利益しか考えていない人々。平和思想なんかありはしない。崇高な理念を掲げ『平和のため』と
本当に平和に向かう何かを
(俺はそう受け取っている)
じゃあそういった傾向の米映画は何か?
国民に対して『戦争の正当性』を刷り込ませるためのものとでも言えばいいだろうか。
それを打ち砕いたのが『進撃の巨人』でのラストだなと思っている。
今まで人は自国を守るために戦争をすることは当然だと考えてきたかもしれない。俺たち日本人は戦争に関与してこなかったので、あまりそれを身近に感じてはいないだろうけど。
いくら同じ敵を倒したところで、敵がいなくなれば人は新たな争いをはじめる。
地ならしをして仮に一つの人種だけになったとしても、人は愚かな生き物なのでまた争いをはじめるだろう。
戦後の平和は一時でしかない。
そう、平和が続くことなど人間界には無理だと言っていた。
ではそこから導かれる結論は、世界平和は人類滅亡と共にやってくる。これしかない。『進撃の巨人』を見て俺が考えていたことや感想はこれ。
じゃあ真の平和はどうすれば訪れるのか?
それは『他人は他人、自分は自分』と切り離すことである。いろんな考え方の人がいて当たり前だし、考えが合わなければそれを受け入れる必要はない。
その代わり、他人に自分の思想を押し付けてはいけない。
それはストレスを他人に与えることになり、結果戦争への一歩になるから。
俺が他人の創作論を好まない理由の一つ。
主観で物を語り、あたかもそれが正しく全てだと思い込ませようとする。
それはエゴである。
自分ならこう書くはその人の問題であって、万民に共通することではない。
そうでしょう?
表現の自由が憲法で保障されているこの国で、他人に自分の思想を押し付けることは憲法違反なのでは?
俺はそう思うので、好まないのね。他人の書く創作論は。
だから自分で学べばいいの。何処がダメなのかは自分で気づかないといけないの。他人のいうことを実行して失敗したら、必ず他人のせいにしたくなるから。
人は自分で体験したことからしか学べないし、身につかない。
愚かな生き物なんだよ。
どんなに先人が体験から教えてくれたって、人はそこから何かを身に着けることはできない。残念だけどね。
それは全世界共通だと思う。
一番話したかった話に辿り着いてないんだけどね。
自分は世界平和を心から願っている。
けれども俺はかなり攻撃的な人でもある。最近はあまり言われないけれど、以前はよく『怖い』と言われていた。
常に相反する自分自身と戦っていて、人とはこうあるべきという理念に縛られている。
言論の自由とは、何を言っても良いということではない。
良心を話すのに監査に合わないと言うだけの話。だから良心や思想を語るのは自由。けれども決して他人の思想を犯してはいけないと思うのよ。
犯そうとする行為とは『他人に対してこうすべき』と押し付けること。
それは俺にとって許せないことである。
なので嫌いなエッセイあるけどねw
他人に思いやりを持てという前に、お前が持てや! と感じているものがw
タイトル見るたびにイラっとするww
ま、いいんだけどね。
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