第85話 あなたは主に何処を見ている?
これはドラマや映画などの話なんだけどね。
自分が観ているのは主に米国のモノ。コメディ&友情ものが好きなのだけれど、その中でどの部分に視線が行くか? という話。
もちろん、主に話を聞いていると言う人もいるかもしれない。
俺の場合は仕草に目が行くんだよね。
中でも好きなのは『はいはい、黙ってますよ』という時の仕草。
これは演技者によって違いがあるのか謎だけれど、口を歪めてちょっと首を傾げ、軽く何度も頷きながら軽く手を広げ、ゆっくり後ろを向いて退席する(画面からフェイドアウト)。こんな感じ。
説明は上手くないので伝わり辛いかもしれないけど。
日本語というのは、詳細な情報を伝えるべく同じような意味合いでも違う言葉が多数存在する。つまり、言葉によって気持ちを正しく伝えることが出来るわけだね。
情景もしかり。状況もしかり。
なので説明が苦手だとかなり苦労する民族でもあると思う。
自分も説明が下手なので、しばしば感想コメント欄にて怪文書を送り付けておりますがw
それが英語の場合、言葉で伝えたいことを正しく伝えるのは難しい。
例えば『優しい声』は翻訳通すと、『甘い声』になる。
伝えたいのはそうじゃないんだよなあ。と思うわけだ。
ニュアンスに関しては日本人にとって結構重要な部分だと思う。
でもあるユーチューバーさんが『アメリカはちゃんとしてない』と言っていたことからも、細かいことはいいんだろうとも思うのよ。
でも俺としてはね、男性のミュージシャンに
『優しい素敵な声ですね』
と伝えるのと、
『甘い素敵な声ですね』
というのでは全く意味合いが違うと思うわけだよ。
日本人だったら、後者を見てゲイかな? って思うかもしれない。
優しいは癒し系なんだよ。
甘いは誘惑系だと思うんだよ。
全く違うでしょ。
英語が得意で翻訳機不要だったら上手いこと伝えられるかもしれないが、苦手な人だったら『English is the most sloppy language in the world.』って言いたくなると思う。
英語はとても適当な言語だねと。
でもその代わりにジェスチャーや話す時のトーンなんかが存在するわけでしょ。もちろん表情もある。
言い方で好きと言えば『NO』だね。
『のお→↓っ』
”お”は伸ばして少し下がる。
どういう時に言うのかは忘れてしまったけれど。
同じ言葉でいろんな意味があると言うのは日本語にも確かにある。使う部分で考えなくてもわかるようになっているから、言語というのは不思議だなと思うのである。
日本語は本当に難しいのか?
俺はそうは思わないんだよね。
日本語には全ての言葉に正解がある。それだけだと思うのよ。
ジャストフィット。あるいは、シンデレラフィットね。
それは例えば、あなたの爪の輝き具合いを正しく伝えることが出来る。
こういうことだ。
だから日本語の特性になれてしまうと『英語は正しくニュアンスが伝わっているのか?』気になる。
それは何故か?
変に思われたくない、もしくは間違った伝わり方をして相手を傷つけたり怒らせたりしないか気になるから。
これだと思う。
ま、そもそもちゃんとしていたら、言語もちゃんとしているだろうし。
日本語がこんな感じなのは、日本人はちゃんとしているのが好きだからだよという結論は悪くないと思う。
煩いとも言うし、細かいとも言うかもしれないが。
日本は、アニメは凄いなと思うのよ。
それはちゃんと演技になっているからとも言える。声優さん自体が凄いしね。
なんか邦画は日本人としてはナチュラルだけど、言葉に頼りすぎなんじゃないのかなと思ったりする。俺の求めている生き生きはびしっとしている、ではないのよ。駆けずり回るわけでもなく。
とは言え、日本人が日本語で身振り手振りしていたらちょっとうっとおしいかもしれないね。オーバーアクションでさ。
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