お試しホラー
aviane
第1話 病院に通っていて
昨日、電話して予約したものですが。。○○先生おられますか。
え?もういない?転勤か何かですか?
え?そもそも、そんな!○○先生だなんて、いない?あ、すみません、。大声出して。驚いたものですから。
おかしい。
A実は不思議に思って納得いかなかった。数日以前からずっと○○先生にはお世話になっていて、予約日をずらしてもらっただけなのに。
A実は妊娠していた。
ここは産婦人科である。(※筆者は産婦人科にかかったことないので描写が勝手次第で申し訳ない)
なんとなく不安になって帰ってきたきょうびお昼前。
ジリリーージリリー
夕方に電話が鳴った。
電話をとってもしもし、と、相手を待つ。
「やあ!○○先生だよーー!!お待たせー!!今から行くからねー!!」
ギョッとして電話を閉じた!
「何今の???!!」思わず声に出していた!
○○先生はあんな声じゃないし、あんな不躾な態度を取らない。まるで、モノクロネズミの映画のような声だった。
今から行く?ここにくるの?玄関の鍵はかけたはず。
こういう時、人は見たくないものを見る。っていうよね。
後ろ、、、窓、、、カーテン掛けたっけ。。思い切って後ろを見る。
よかった、何もない。もう夕方だ。夕焼けが眩しい。
トントン、と肩を叩かれた。思わず振り向いてしまった。
そこには、血まみれの肩が崩れた○○先生が!!
私の記憶はそこで途切れている。
もう一度目が覚めた時、産婦人科にいた。
あんなことがあったのに、体は至って無事で、何故か産婦台に乗っていた。
「早く息を整えて!??!!」「ようやく目が覚めましたよA実さん!」
数分後にはオギャーとなく赤子と一緒に病院寝室にどっと押し込められた。
「○○先生から伝言ですって?」看護師たちがざわつく。
「○○先生はいつ辞めたっけねえ。」「確かもう何十年も前の院長だしなあ。」
ーーー一体あの血まみれの男性は何だったのだ?そして○○先生だと思っていたのは、写真で確かめたら、私が生まれる前に自殺した曽祖父だろうと父親から言われた。
何もかも謎なだけだった。
とにかく電話恐怖症にしばらくなりそうだ。
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