「海」
灯火(とうか)@チーム海さん
第1話
皆さんは、何か綺麗な光景を見て、「引きずり込まれる」と感じたことはないだろうか?
例えば、夜の星空。どこまでも続いていそうな夜の闇は、方向感覚を狂わせ吸い込まれそうに感じる。
例えば、紅葉。美しく彩られた木々は人を寄せ付ける。
例えば、夜桜。一面に咲いていれば、その独特な雰囲気に飲まれそうになる。
そんな経験が皆さんにはないだろうか?
僕は、たった今、その感動とも衝動とも言い難い何かをこの海に感じていた。
なんなら少し濁っているし、砂浜もゴミがいっぱいだけれど。
その海面の輝きは、その海の深さは、僕をこの地獄から引きずり込んでそのままあの世にでも連れて行ってくれそうだった。
だったら、良かったが。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます