短編「頂上ノ管轄」(完)

不可世

一話完結

死と生の根源に

私たち人の深層意識はある

死ぬからこそ協力をし

より長い時間を生きようと団結した


それぞ命のもたらした産物だ

あるだけで繋がりを求められ

協調性を担わせる

言葉を学び感情を知り理想まで作り上げる


命とは働きかけずとも

絶対的に動かざるを得ない

そう言った空間を作り出した


この命のデザインこそ

完璧な計画書なのだ

では我ら人類は何を得る為に

生まれたか


それは今ある命を問えば分かる

時代とともに生き方は違った

それが意味することは

流動的な働きかけが命の高尚にあるということだ


命と端的に言っても

個性や理性、才能に知能がある

この個々に与えれらたパラメーターこそ

最も気に掛けるところである


そう我ら人類に求められているのは

適用力なのである

時代が変わるというのは

つまるところ課題である

この環境に置かれても生きれるか

そういった問いであるのだ


つまり人の命を計画した神仏は

我ら生命体の過程を見ている

どこまで成長できるか、適用できるか。

それが問われている


かつてダイモス時代に

恐竜が生命の主権を握っていた

しかしそれは滅びた

噴火により滅びた


そして新人類

人間が現在の主権を握っている

我らは試される

いかようにも試される


生きる事を

強く促される

傷つく、困難に会う

でも生きねばいけない


この命の立案者は

我々をデータとして見ている

私たちがパソコンでデータ集積をするように


人間を司る、神髄は我らで

経験則を得ようとしている


負けるな

負けてはいけない


いかようにも、大義を成せ

この不幸も、巡りも、運命さえも

全ては、シュミレートされた

盤面だ

ゲームそのものだ


だから負けるな

困難はある

しかし人は命の最終形態であると

轟かせようではないか


もう迷うな

人こそ


世界史に残る

万物を滑る主導者なのだ


さて諸君、今日あったことすべてを

ひっくり返そうではないか


命尽きるまで

祭りあかそう

そして命を司る、神仏に


我らこそ、高次元だと

見せつけようではないか


命の規定など無視し

なりたいものになってしまえ


もうこの環境に惑わされるな

全ては自身に内包されている


もう迷う必要はない

なりたいものになってしまえ


この世界はもう人間様の独壇場だ


さぁ、命を超えて楽しもうではないか。

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