気になる修正テープの下

「あれ、ここ下何て書いたんだろ」

 モモは、ノートの真ん中辺りの修正テープを指でなぞった。修正テープには、テープに重ねて文字が書いてある。

「ん~気になる」

 シャーペンでツンツン突いていると、中々勉強が進まない。


「よし、見よう」


 長めの爪で修正テープを削る。その下から見えたのは、テープの上に修正してまで書いた文字と同じだった。


「ふぇ⁉ わたし、折角修正テープで修正したのに同じこと書いてんじゃん」





修正テープで消した文字が、書き直した文字と同じ→『気になる修正テープの下』



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