マイジェネレーション
珈琲饅
序章「破滅の日常より」
「先輩になりたい」
それは、この先八十年くらい続きそうな長い長い人生を経ても、叶うかわからない夢だった。
っていうか、むりだ。叶うわけがない!
だって、隕石衝突で地球は滅亡したし。人類は絶滅しかけてるし。
地下ドームで生まれてから十年経つけど、わたしはずっと第一世代の最年少で、先輩しかいなくて、年下はいなかったし。
……だから、あの日、はじめてあなたに気づいた時。
わたし、めいっぱい叫んだんだよ。
「──うわあああああっ!! アイサー、この不審者つまみ出してぇぇぇえ!!」
『申し訳ございません、意味が分かりません』
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