第2話 「学園」

「ふぅ、なんとかまにあったー」

まさか道が混んでて馬車が進めなくなるなんて思わなかった…。まぁ、間に合ったからいいとしようかな。


「さて、私の靴箱は…」

って。靴箱がとても多い.。私の靴箱はどこ?。そう探しているその時。


「ようこそ!!アストリア学園へ!!あなたが転校生ね。今日からよろしくね!」

だ...誰?


「こらこら、お前がまくしたてるから、転校生が混乱してるだろ。驚かして悪かったな転校生」


「は…はい」


「あぁ、自己紹介がまだだったな。俺の名前は『アオイ』こっちは『ハルカ』。まぁ、よろしくな」


そう言ったのは、眼鏡をかけていて大人しい雰囲気の男子だった。

そして、ハルカと紹介された女子は、アオイに対して活発な雰囲気だ。


「実はね、私達先生から今日来る転校生の案内を頼まれたんだ。だから迎えに来たってわけ。まだ靴箱あたりにいるかなーって思ってきてみたら大当たり!」


なるほど、どうして話しかけてきたのが分かった。いきなり話しかけられてとてもびっくりしたけど。でも、ありがたいな。転校してきたばっかりだから不安だったけど二人がいたらとても安心できる。


「これからよろしくね!あなたの名前は?」

「リア…です」

「うん、よろしくね!それで、もしかしてまだ靴箱見つかってない感じ?」


「はい…」

「まぁ、確かにここは靴箱多いからな。よし、一緒に探すか。三人で探せばすぐ見つかるだろ。あと、敬語はなくていいよ。同級生だし」


数分後。私は無事靴を履き替えることができた。

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