第4話  小肥りの男

「・・・・・・何も変わってねーーー!」




着ぐるみ戦闘モードで見た目が変わった様子もなければ、良くあるピカッと光もしない、そんなことを喋っていると犬の魔獣が襲い掛かってきた




「ガアアアア!」




「くっそーーーー!・・・は」




魔獣に向かい爪を切り裂くように振り落とすと魔獣が血が辺りに飛び散りながら三枚下ろしと化し地面に転げ落ちた




「すっげゎあ!」




一匹の魔獣の死を皮切りに次々と襲い掛かってきた、それを先程と同じように向かってきた魔獣を爪で切り殺した




「「「ガアアアア!」」」




「「「グルルルルルル!」」」




「これなら負けない!最後の一匹!ぐあっ!なんだこれ、誰だ」




彼は最後の一匹の魔獣を切り殺した瞬間、背中から強い衝撃を受けた、背中から血が流れ出した、後を振り返ると離れた位置に小肥りのアノ男が銃口をこちらに向けていた




「お前が発砲したのか」




狼フードの顔に付いている目が装備者の感情に左右されて赤く目が血走っていた




「おい!みんな!アイツを撃て撃て!」




小肥りの男が声を張り上げて叫んだ、回りのまだ逃げていない男達が次々と銃口を向けて発砲をしてきた




「くそったれがーー!」




叫びながら彼は次々と身体に銃弾が当たり更に山奥に死物狂いで逃げていた




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