荒廃した世界でアンドロイドの君と死ぬまで添い遂げるお話し

ろんぐうぇる

第1話 導入

「・・-え、ねーえ!ねーえてばぁ!」

「はぁ、やっと気づいた。またあの夢の事考えてたの?」

「実はこの世界は誰かが作った物語で、キミはそれを布団の上で寝っ転がって聞いているだけかも知れないってやつ?」

「ふふっ。私はそういうの面白いと思うよ!突拍子もなくてキミらしくて」

「怒らないでよー。もとはといえば君が任務中にぼーっとしてるのが悪いんでしょ」

「え、任務ってなんだっけって?そんなことまでド忘れしちゃったの?」

「この前、壁外での大型オートマトンの襲撃あったでしょ。交易キャラバンが襲われたやつ」

「幸い人的被害はなかったけど、あんなのここいらで見かけたことなかったから、私らがまだ知らない正体不明機かも知れないってやつ」

「で、その調査にキミと私が派遣されたってワケ。思い出した?」

「その大型オートマトンも逃げ去っちゃったみたいだし?今はこのエリアに反応がないからさっさと痕跡だけ調査して帰ろうよ」

「急に襲われたらどうするのかって?大丈夫、周りはこんなに開けた荒れ地なんだし、大型オートマトンだったら少人数の私たちの方が先に気づくって」

「さあこんな任務早く終わらせて帰ろうよ!」

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