二章 世天編【人々と共にあり続ける極楽の荘厳】
第41話 儚く散りゆく夢
ꕤ.。.:*:.。.✿【ここからは、后土の幼き日の過去編】✿.。.:*:.。.ꕤ
共に手を取り合い人々を導いて行こうと誓う二人。主君の名は
同じく主君にまでは及ばないが、温厚で明るい性格の
ゆえに、従者は主君である
こうした不幸な出来事を不憫に思う
そんな
このような理由から、大切に育てられる
『
実の母親が幼い頃に亡くなったことを、
『ですが、父上! 私にとって
物心ついた時から
ところが、
『
『いや、しかし……』
『それとも
『――いっ、いえ。とんでもございません。むしろ大変喜ばしく、天にも昇る気持ちです』
そんな困り果てた姿に、
『うふふ、
『――そんな! 今の言葉は、決してお世辞ではありません。心の底から嬉しく感じております』
薄っすらと笑みを浮かべる
『じゃあ、
『はっ、はい。
主君でありながら、家族同様に接する
『もうー、言ってる傍からそれなんだもの。ほんとに
『えっ? いっ、いま何と仰いましたか?』
一瞬の出来事に
『うふふ、何でもないわ。そんなことよりも、早く大陸の見回りに行くわよ』
『まっ、待って下さい――
こうした穏やかな日々が永遠に続くと、何も疑わず
これを阻止するため、憂い悩み大陸の巡回に務める
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