第15話 努々忘れる事なかれ
ほどなく
「えへっ……」
「はい。午後の授業は昼食後に行いますので、午前の部はこれで終わりとします。では、日直の方は終礼の挨拶をして下さい!」
「――おや、誰ですか、今日の
「
一体、本日の当番は誰なのか、首を
「
「――おっとぉ、すみません
その様子が可笑しいのか、何度も一瞥しては笑う素振りを見せた。こうした中、
「全ての教えに感謝を唱え、全ての人に慈悲を与えよ。この世に生まれた
こうして終礼の挨拶を済ませるや否や、
どうやらお腹が空いていたらしく、
「
「いま終わったばっかりじゃないですか。そんなに急がなくても大丈夫ですよ。それに
「いいから、早くいくぞ!」
「あぁーっもう、そんなに手を引っ張らないで下さいよ。自分で歩けますから」
強引に手を引き合い、ある場所へ向かう二人。さすがに昼食時、人が多く周囲はごった返していた。しかし、そんなことはお構いなしの
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