エロ銭湯『千夏と千春』を堪能するあたし
あかせ
第1話 あたし、H大好き♡
あたし、
お姉ちゃんはあたしより4歳上の大学2年。光さんはお姉ちゃんの友達で同級生だから同じだね。
光さんには1歳上の
3人は同じ大学に通ってて、あたしも中3の時に大学祭で行ったことがある。あの時見たエロゲーは未だに忘れられないな~。新たなエロの世界を知ったし♡
そんなエロ好きなあたしが女子校を選んだ理由は“お母さんが決めた”から。『女が就職するなら、女子校出身のほうが良い!』みたいなこと言ってたっけ。
光さん・照のお母さんも、光さんに似たようなことを言ったらしい。だからシスコン・ブラコンの2人は、しぶしぶ別々の高校に通ってたんだって。
そういう縛りがなかったら、2人は絶対同じ高校に通ったはずだよ。だって2人は、Hする関係なんだから…。
あたしの意志で女子校を選んだ訳じゃないけど、まったく不満はない。それどころか女子校で良かったと思ってる。
あたしは…、どっちもイケるからね。男成分はバイトしてる銭湯『千夏と千春』で補給して、女成分は学校で補給する。
共学だとイチャイチャできる時が制限されちゃうからダメ! トイレとかでこっそりヤるのも悪くないけど♡
幸いにも、あたしには同じ百合属性を持った友達が2人いる。
満里奈ちゃんは気さくでよくしゃべるのに対し、恋ちゃんは大人しい。知り合って間もないし、時間をかけて仲良くなっていこう。
友達になったきっかけは、更衣室で満里奈ちゃんが恋ちゃんを責めている様子をあたしが近くで見つめていたからだ。
その視線に気付いた満里奈ちゃんがあたしを呼び付けて、恋ちゃんと一緒に少し気持ち良くしてもらったって訳。満里奈ちゃんはテクニシャンだよ♡
それから色々話を聴いたら、満里奈ちゃんと恋ちゃんは幼馴染らしい。普段から満里奈ちゃんが攻めで恋ちゃんが受けみたいだけど、恋ちゃんもやる時はヤるって♡
あたしは恋ちゃんに責められたことがないから、これからが楽しみ♡
そんなある日の昼休み。あたしは教室で、満里奈ちゃんと恋ちゃんと一緒にお昼を食べているところだ。
「ねぇ紗香。あんたのバイト先の銭湯、めっちゃエロいところってほんと?」
満里奈ちゃんが話を切り出した。
いつかは忘れたけど、バイトの話をしたことがあるような…。
「ほんとだよ。あたし、普通に男湯入るし」
「マジで!? てことはさぁ、あれ見放題って感じ?」
「うん。見放題どころか、自分から見せてくる人もいるよ」
それの対処もあたしの仕事♡
「自分から見せる? 変態じゃん」
小馬鹿にしながら笑う満里奈ちゃん。
「それが良いんだって。じゃなきゃ生で見る時ないから!」
「あんたも大概だね~」
「ね…ねぇさやちゃん。男の人のあそこってどんな感じなの?」
恋ちゃんがあたしに遠慮がちに訊いてきた。
「え? お父さんの見たことない?」
うろ覚えなのかな?
「恋の両親は、恋が小さい時に離婚したんだよ。それからずっとシングルマザーの環境で育ってるから、ほんとに1回もないの」
満里奈ちゃんが補足してくれた。これは初耳だね。
「そうだったんだ。なんというか…、ごめんね」
「気にしないで…」
男との接点がないなら、恋ちゃんが女子校を選んでもおかしくない。満里奈ちゃんは性格じゃなくて、恋ちゃんと一緒にいたい気持ちを優先させたみたい。
「話が逸れちゃったけど、放課後に紗香のバイト先に遊びに行っても良い?」
満里奈ちゃんが訊いてきたのはそれが理由か。
「遊びに? バイトしたいじゃなくて?」
「気に入ったらそうするかも。紗香が働いてるとこ見てみたいんだよね~。私達はバイトしてないから」
…恋ちゃんが頷いた。あたしは常連だからあの銭湯をバイト先にしたけど、2人はそういうコネはないみたいだね。なら最初のステップは見学になるかな…。
「良いよ。おもてなしとかに期待しなければ」
「そんなのは良いから。ね? 恋?」
「うん」
恋ちゃんには刺激が強いかもしれないけど、まいっか。2人がどういう反応をするか、今から考えるだけでもワクワクするよ!
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