あれこれ ★…子供が実家に仕送りする前にやるべきこと

!!!!!!!!!!!実家に仕送りする前に、実家の家計の見直しを!実家の確定申告を!!!!!




さて

年金額はそれなりにあるのに、こうやって介護費に収入が消えて赤字の老親をもつ人もいるでしょう。

介護サービスの回数を減らして黒字といかないまでも、トントンにする。若しくは実家に仕送りをする、この二択になるのではないでしょうか?

ただ、父の場合、デイサービスを減らせば認知症がさらに進みます。介護者の休み(自由)時間も減ります。老老介護で共倒れして、子供が結局介護をすることになって、介護離職をするなんてことにも繋がります。その後の子供の人生は?親がセーフになっても子供が将来老後破綻?

では、実家に仕送りか?

でも、このご時世、親の年金額よりも自分の手取りの方が低かったり、余裕がない人もいるのでは?それでも、老老介護の共倒れよりかは、と、仕送りをしている人もいるかと思います。

どちらにしろ、良いことではありません。


ちなみに、私は後者、実家への援助を申し出ました。ですが、断られました。「貴女にはもう家庭があるのだから」と。「もう、自分のためにお金を使ってほしい。」と。

奨学金のことでしょう。我が家は事情があって中学生のころから奨学金をかり、家計の足しにしていました。(この辺は時代ですよね。十三歳に無利子とはいえ奨学金という名前」の借金を認める政策。今の子は恵まれているなぁ)


我が家はずっと金欠でした。せめて、子供たちが巣立った今、お金の心配はしなくていい生活を母にはしてほしい。私には子供もいないし援助は可能だと。そう申し出ました。

けれど、だからこそ、「(頼る先のない)あなた達の老後の為に取っておいてほしい。結婚の時も何もできなかったし」と母はいう

「今までだってお金がなくても、なんとかやっていけたのだから、大丈夫よ、なんとかなるわ」と母に言われ、援助はしていません。ただ、年に一回お年賀という形で十数万包んでいます。でも、赤字でしょう。


私の年収は、フルタイム勤務でも中央値未満。夫だってお給料がいいわけじゃない。母が援助を断ってくれるのも、それがわかっているからでしょう。

でも、年々結構な勢いで減っていく貯金残高は、ただでさえ介護で神経をすり減らしている母のメンタルをゴリゴリと削っていきます。

収入をふやす(娘の援助)が受け入れられないなら、実家の支出減らす、それが、私にできることと思いました。


支出を減らすためにしたこと

1.日用品の購入費

リアル店舗で購入していたものを、ネット店舗で購入する。母はインタ-ネットができないので、私が購入しその分を後日請求。

2.ふるさと納税の活用。

年金生活者なので大した額にはなりませんが、普段食べれないものが食べれるのは嬉しかったようです。我が家は食べ物にしましたが、自治体によっては”遠くに暮らす親へサービスを”と銘を打って、子供のふるさと納税で親の自治体にエアコンクリーニングやハウスクリーニングなどのサービスを依頼できたりします。親子でふるさと納税を交換しあうのも良いかもしれません。なお、年金でのふるさと納税の上限額は通常と異なるのでご注意ください

3.確定申告の見直し。医療費控除、配当控除。

介護が必要な(医療費がかかっている)方は、ほぼ行っていると思いますが、もしも確定申告をしていないようであれば、必ず行ってください。結構な額が戻ってきます。老親ができなければ、子が行ってください。会社員で確定申告を今までしたことがなくても、親と必要書類を持って確定申告会場にいけば、何とかなります。係の人が割と丁寧に教えてくれます。(老親と行くのであれば前もって予約しておきましょう)

我が家も、毎年行っていますが見直した点があります

父の行っているデイサービスは医療控除の対象ではありませんが、他の特定サービスと併用する場合は医療控除の対象になるとのことだったので、その特定サービスを追加で受けるように説得。

株の配当金を総合課税に変更。我が家に父が務めていた会社の株がありました(持ち株??)。そんなものがあるとは思ってなかったのですが、「微々たる額だから伝えていなかった。売り買いもわからないし」と。確かに持ってる株数も少なくて株価は右肩下がりで減配の一途で配当金は、大した額ではない。総合課税に切り替えたところで…とは思うが、塵も積もれば山となるのでここも見直し。(ただし、年金受給者は保険料負担が増えることもあるので、要注意)

4.お宝生命保険以外は解約。(ぼったくり保険ともいう。)

なぜ、そんなにがん保険にたんまり入っている(入らされている!)

5.火災保険の内容の見直し。

火災保険、なんとなくで加入していませんか?内容確認していますか?

実家が入っている火災保険は、特約がたくさんついていました。古い戸建てに住んでいるのに不要な特約。

一番わかりやすいのは水濡れでしょうか。上の階の漏水による被害に対応します、とのこと。問い合わせると「マンションの上の階で漏水があった場合に自分の部屋まで水が落ちて被害がでることがありますよね」とのこと。戸建てにその契約必要ですか?「戸建ての場合、二階にトイレとかがあってそこからの漏水といったところでしょうか」実家のような古い戸建てなんて二階にトイレはない。その特約は外しました。


それぞれは大した額ではありませんが、全部行うと、それなりの金額になります。一回やれば、あとは繰り返しなので、それほど手間にはならないかと。一度、実家の収入と支出を確認してみてください。子供が知らない収入や、カモにされている支出があるかもしれません。

こんなご時世です。

まずは無駄の削減を進めて、仕送りはそのあとでも良いと思います。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る