僕の戦い

存在証明

捨てられてきた僕の声

捨てられてきた僕の気持ち

捨てられてきた僕の悲鳴

捨てられてきた僕の頑張り

捨てられてきた僕の、僕の

大事に持っていたいとおもうのに

もうわからなくて

持っていていいものなのか様子を伺ってしまう

僕はここにいていいの？

どうしたら助かるだろうか

どうしたら僕は僕を救えるのだろうか

僕が向き合わなくちゃダメなんだ

人から奪っちゃダメなんだ

僕はここにいる、透明じゃない人形じゃない

でもきっと僕も同じなんだ

母親という名の人形に入れ込んで、動かしたいと思っているんだ

生きることは戦なのかな

いつまで戦えばいいんだろう

防空壕に入って、いつ止むかわからない攻撃に耐えている

状況を変えるには戦わなくちゃいけないんだろう

分かっている

でももう体も心もボロボロだ

過去の戦で随分と深手を負っている

同じ戦場に戻るにも、過去のフラッシュバックにまず耐えないといけない

恐怖ですくむ足を無理やり動かさないといけない

けれど進むために必要な事だ

僕がここにいる証明は誰かに代わりにしてもらうことじゃない

僕がひとつひとつ紡ぐしかない

やれることはやってみたけどやっぱりダメだった、と清々しい気持ちで死にたいものだ