アフターヴァイス~水の都漫遊記

トンカツ男爵

第壱話 英雄、亜竜を狩る

GM:はーい、ソドワのセッション始めまーす。それではこれが君のキャラシだ。(一同笑)



名前:ミラージュ・ガイスト

種族:人間

性別:男

年齢:17

生まれ:冒険者

身長:175cm

体重:64kg

髪の色:黒

経歴:ヴァイスシティ経験済み

能力値ダイス:技12 体12 心12 A12+2 B12+4 C12+5 D12+3 E12+3 F12

最終能力値:器用度26(+4) 敏捷度28(+4) 筋力29(+4) 生命力27(+4) 知力27(+4) 精神力24(+4)

保有経験点:0

名誉点:536

HP:48 MP:24

冒険者技能:フェンサー 7 スカウト 7 セージ 7

戦闘特技:両手利き 必殺攻撃Ⅱ 変幻自在Ⅰ 二刀流 他、自動取得

武器:ミスリルソード×2 黒い剣(ロングソード相当) ミスリルメイス

防具:ドラゴンスケイル

所持品:色々

所持金:29220G


ミラージュ以下ミラ:我が事ながらひでぇデータ。

GM:君がヴァイスシティ回してた時に使ってたPCをマイナーチェンジしてみました。

それではセッション始めましょう。


ミラ:………え?ソロ?(一同笑)

GM:今回はソロ。


◇◇◇


GM:えー、ではミラ、君はカリンとラピュサリス放って一人ハーヴェスに来た訳だが。(一同笑)

ミラ:言い草。(笑)

GM:まぁ動機や理由はさておき事実なんで。冒険者の宿…じゃなかった。アルフレイムは冒険者ギルド支部か。何処にします?

ミラ:それぞれの特色って俺は知ってて良いのコレ?

GM:うん。来るもの拒まず去るものは追わずなんて言いながらも初心者へのフォローが手厚く街外の依頼の多い〈ドラゴンファイア〉、純真で子どもっぽい者が多い〈青空ブルー船出亭ノーツ〉なんかが有名所ですね。もう一つ大手に〈右肩の剣亭〉ってのが有るけど…実力は確かだけど村社会メンタルって芸風でミラは好きじゃないんじゃないかな。

ミラ:じゃ、〈ドラゴンファイア〉で。ヴァイスシティであれだけらしくない事したんだ、冒険者らしい事がしたい、とそんな感じで。


GM:なるほど。では君はドラゴンファイアの門戸を叩く事にした。〈ドラゴンファイア〉の建物は立派なもんで、パッと見三階建て。で、この手の建物には地下室なんかが有るもので…

ミラ:実質的な四階構造か。

GM:ですです。そこそこ広いよー?ギルドホールの食事所や武器なんかは置いてないけど色々冒険に役立つ物を買える雑貨屋、依頼を貼り出したコルクボードなんかも有って…あー、モンハンの集会所をちょっと大きくしたみたいな。

ミラ:いや、俺はファンタジーの想像出来る人だから。わかりやすいけども。(笑)

GM:今の子達エルフとかドワーフがそもそもわからないなんて話も有りまして。(笑)

ミラ:まぁ若い世代はわざわざ指輪物語を始めとしたファンタジーなんか読まんでも話題にゃ事欠かないだろうし。(笑)

GM:銀英伝スペースオペラ指輪物語ファンタジーは必修だと思うんだがなぁ…

ミラ:ごめん、オレ銀英伝は履修してない。(笑)

GM:今度貸すわ。で、受付嬢さんがカウンター内でニコニコしてたり戦士と思われる無愛想なドワーフの集団が食事スペースで黙々と塩茹でした豆を摘まんでたりする店舗に着いたわけでして。

ミラ:ではカウンターに直進して、今まで拾い集めた〈剣のかけら〉の入った袋をカウンターに置いて言います。


受付嬢:冒険者ギルド支部〈ドラゴンファイア〉へようこそ!

ミラ:冒険者登録をしたい。

受付嬢:畏まりました、それでは此方、冒険者登録証票にご記入下さい!


GM:では受付嬢さんはニコニコしながら冒険者登録証票キャラクターシート、羽根ペンとインクを渡してから〈剣のかけら〉の入った袋を手にした直後「ん?重いな?」って顔して「失礼しますねー?」なんて袋の中身を確認してぎょっとした顔をします。ベテランだコレ!?(一同笑)

ミラ:実はミラ、冒険始めて三ヶ月経ってない新米に毛が生えたレベルの存在な訳ですが。

GM:やっぱPCってバグだわ。一生掛けてそこに行けない冒険者がどれだけ居るか。まぁ良いや。で、受付嬢さんが「お父さァーん!?」なんて奥に叫ぶとこれまた屈強な男性が出てくる。「仕事中は支部長だっつってんじゃろがい!」(一同笑)

ミラ:カオスだなぁ。(笑)

GM:で、自らを支部長と称した屈強な男性が君の方を見て…ほぅ?と息を吐く。


ボルトン:ウチの娘が失礼したな。俺はこのギルド支部、〈ドラゴンファイア〉の支部長のボルトンだ。受付嬢こいつ未熟者トーシロ専門でな。あんたにゃ俺が対応させてもらう。

ミラ:いや、俺も冒険者始めて三月経ってないから、おさらいの意味でも新米コースがありがたいんだが…

ボルトン:………三ヶ月?

ミラ:三ヶ月。

ボルトン:………マジでぇ?(一同笑)


ミラ:あら意外な反応。

ボルトン:普通のPCはヴァイスシティもミストキャッスルも経験しないんで…短期間で強くならないと死ぬよりひでぇ目に合うって感覚が無いとこんなもんよ?(笑)

ミラ:なるほどたしかに。


ボルトン:…コホン。まぁだからといって丸っと新米達と同じメニューこなしてもあんたにゃあんまり意味が無いだろう?…そうだな。なら採集の依頼が有る、それをやってみるか?


ミラ:ならそれを頼む。…その前に飯が食いたいな。

ボルトン:おう、何を食う?

ミラ:メニューとか有るか?

ボルトン:卵とベーコン、卵とソーセージとベーコン、卵とスパム、卵とソーセージとベーコンとスパム…(一同爆笑)


ミラ:イギリスに帰れ!(笑)

GM:因みにスパムスパムとドワーフ達が歌い出し受付嬢がお玉と鍋鳴らしながら「うるさーい!うるさーい!」なんてやってまして…(一同爆笑)

ミラ:店間違えたかも知れん…(笑)


◇◇◇

迫り来る脅威


【依頼】

ウシノタン三つの採集

【目的地】

ソノヘンノ平野

【報酬金】

300G

【依頼者】

ボルトン・バークマン


本来ならウチの支部で初心者に回す、所謂『チュートリアル』ってヤツだが、あんたなら問題なくこなすだろう。おさらいだな。まぁ大した危険は無いと思うが、冒険者の依頼に安全は無ぇ。気張って行くといい。


◇◇◇


ミラ:(顔を覆って天を仰ぐ)

GM:おやァ?どうしましたァ?(笑)

ミラ:いや、絶対何か来るじゃんコレ。恐らくティガ骨格の何かが。(苦笑)

GM:お前ホントティガ骨格苦手やな。(笑)

ミラ:P2Gのトラウマが…(笑)

GM:いい加減相手によって担いでいく武器変える癖つけぇや15年以上ハンターやってんだから。…気を取り直して。君はソノヘンノ平野にやって来た。

ミラ:はい。

GM:で、君は一つ、うっかりしてた事が有る。…ウシノタンとはなんぞや。(一同爆笑)

ミラ:あ、そこから?(笑)

GM:調べる、または思い出すなら知名度14を抜きなー?

ミラ:無駄に高いのなんなの…まぁピンゾロチェックな訳だが…ん、17。


◇◇◇

〈ウシノタン〉

知名度 14

形状 動物の舌

アイテム区分 売却用アイテム

基本取引価格 20G


牛に良く似た動物ウシゥのタン肉です。固くて食べられたものではありませんが牛のタン肉同様の処理をする事で、同様の部分が食べられる様になります…が、「ウシゥとのディープキスとかマジ勘弁」と食材にするには否定的な意見が多く一部の珍味好きや美食家が愛好するに留まりあまり市場価値はありません。


◇◇◇


ミラ:まーた無駄なフレーバーに力を入れる。(笑)

GM:ウシゥの魔物知識判定まもちきもする?

ミラ:遭遇してからで良い。(笑)

GM:ん、では此方をご覧下さい。


□□□

□□□

S □□


GM:現在地がSね。なお上方向が北、右方向が東ね?この九エリアを行ったり来たりしてウシゥを倒してウシノタンを確保する訳ですが。

ミラ:うん。

GM:お察しの通りFOEが居ます。(一同笑)

ミラ:知ってた。

GM:こっちの動きはダイスによって決まるんで、戦わずに済むと良いね。ぶっちゃけミラ単体では若干辛いくらいの強さなんで。(一同笑)

ミラ:んなヤツをソロ回でぶつけんなと。(笑)

GM:問答無用。ミラは何処向かう?

ミラ:取り敢えず北で。

GM:ほいほ~い、じゃあこっちの動きは…あっ…(一同笑)


GM:(大きく息を吸って)…*おおっと!?*

ミラ:おっま!?


GM:ではミラが北上したエリア。君とすれ違う様にウシゥと思われる角獣が南下していきます。何かに怯えているようですね…

ミラ:ボソッと呟く。何か来るな…

GM:その時だ!空から何かが飛び掛かる様に降ってくる!危険感知判定、17!

ミラ:高ェよクソがっ!オラ17!

GM:では君は回避に成功する。すると手応えの無さを不思議に思ったのか、何かが首だけで君の方を向く。魔物知識判定、どうぞ!目標値は10/17!

ミラ:だからァ!よっし弱点まで抜いたァ!


◇◇◇

8 グラウンドワイバーン

知能:低い 知覚:五感

生息地:山岳部、砂漠、雪山など

知名度/弱点値:10/17 先制値:18

移動速度:30/15(飛行)

反応:腹具合による(燃費悪いのでほぼ敵対的)


部位数:4(胴体/翼×2/尾) コア部位:胴体

弱点:氷属性+3


部位:胴体 攻撃方法:牙

命中力:13(20) 打撃点:2d+11

回避:12(19) 防護点:9

HP40 MP33


▶️レッキングロア/12(19)/特殊/特殊

「射程/形状:術者/ー」で「対象2エリア(10m)/全て」に大音量の咆哮を行い敵の身を恐怖で疎ませます。この効果を受けた者は1ラウンドの間全ての行使判定に-4のペナルティ修正を負います。この効果は精神属性として扱い、精神抵抗力判定に成功した場合、「抵抗:消滅」として扱います。

また、この効果を1エリア(即ち乱戦内)で受けた場合、「2d+12」点の衝撃属性の魔法ダメージを与え、術者から放射状に5mの距離吹き飛ばし、転倒させます。精神属性によるペナルティ効果は発揮されません。この効果は生命力抵抗判定に成功した場合、「抵抗:半減」として扱い吹き飛ばし及び転倒効果を受けません。

また、対象が耳栓をしているなどの耳が聞こえない状態である場合、精神属性によるペナルティへの判定は自動で成功したものとして扱います。

この能力は連続した手番で使用する事が出来ません。


⏩️△怒り状態

部位:胴体のHPが半分(端数切り上げ)を下回った際瞬時に怒り状態になります。その際全ての処理を一時的に中断し▶️レッキングロアを手番、タイミングを問わず発動します。

また、怒り状態になった場合この魔物が行う物理属性の攻撃全ての打撃点が20上昇します。

怒り状態の間は「知能:なし」として扱います。


部位:翼 攻撃方法:鉤爪

命中力:12(19) 打撃点:2d+9

回避:11(18) 防護点:7

HP31 MP31


○飛翔

飛行が可能ですが戦闘中に有利になるような飛行は出来ません。いずれかの部位:翼が破壊された場合、この能力を失います。


▶️岩飛ばし/11(18)/回避力/消滅

地面を抉る様に腕となった翼を突き出して岩を打ち出します。「射程/形状:2(20m)/射撃」で同一方向の敵三体までを「2d+10」点の射撃攻撃をおこないます。

この能力によるダメージは砂漠地帯ならば火属性、沼地や雪原地帯ならば水・氷属性、それ以外の場合土属性として算出します。


▶️豪腕突進/11(18)/回避力/消滅

力強い腕翼を使って四足で高い速度で突進し、「射程/形状:2(30m)/突破」で「2d+14」点の斬撃属性の物理攻撃ダメージを与えます。

部位:翼が二つとも行動可能な場合、この能力は例外的にそれぞれの部位で一度ずつ、計二度行うことが出来、この能力での乱戦の離脱が行えます。

この能力を使用した場合、この魔物の何れかの部位のHPに10点の確定ダメージを受けます。

いずれかの部位:翼が破壊された場合、この能力は失われます。


部位:尻尾 攻撃方法:尻尾

命中力:12(19) 打撃点:2d+8

回避:10(17) 防護点:8

HP35 MP28


(吹き出しマーク)テイルスイープ

近接攻撃可能なキャラクターを任意で5体まで選び、それらに尻尾での攻撃を行います。命中力判定は一括で行い、複数に命中した場合、ダメージは個別に決定します。


○強靭な尻尾

凄く頑丈な尻尾です。この部位が破壊されずにコア部位が破壊され、この魔物が撃破された場合、尻尾の部位は剥ぎ取り判定を行う事が出来ません。その代わり、この魔物が撃破された後の剥ぎ取り判定に、この部位が破壊されている場合、この部位のHPが0を下回った数字と同数の判定ボーナスを剥ぎ取り判定の際一度のみ加算して計上する事が出来ます。



解説:

グラウンドの名が表す通り翼を前肢として発達させ陸上に特化した適応進化を果たしたワイバーンの亜種です。その代わりと言ってはなんですが、飛行能力は極めて劣化しており、普段は段差を飛び越える際や高所からの滑空にしか使用しません。

ウシゥやオックスを好んで捕食し、その為には苦手な筈の寒冷地帯にも出没し生態系を荒らす絶対強者プレデターとして自然界では恐れられています。食欲旺盛で狂暴、怒った際など手がつけられない暴れん坊のイメージの反面、人間の赤ちゃんを少女になるまで育てたとされる逸話が有るなどまだまだ謎の多い種でもあります。



◇◇◇


ミラ:クッソモンス!(一同爆笑)

GM:因みにソノヘンノ平野、ハーヴェスの壁から10km離れてないよ。(一同爆笑)

ミラ:新人冒険者がうろうろする様なエリアに出ちゃダメなモンスターだよコレ!

GM:せやな。

ミラ:何が一番アカンってレッキングロアにラウンド一回制限がついてない事よ。

GM:ん?それそんなまずい?基本的に主動作は各部位一回なんだから主動作型特技に明記する事じゃなくね?

ミラ:わかってて言ってるだろ騙されんぞ。これ先手取られたら胴体補助動作で戦闘移動からレッキングロア→豪腕突進二回で往復からの怒りレッキングロア→尻尾主動作で初ターン限定で五連撃って書いてあるよな?

GM:………(軽い舌打ち)気づいたか。まぁ出目に恵まれたとは言え初期作成ソロでドレイク殺したミラなら行ける行ける。戦闘前準備有るかい?無いなら先制判定どぞー。

ミラ:お前後で殴るからな!?出目は…4?あー…こいつ相手に先手取られるのは不味い、運命変転!先制取ったぞ!

GM:ん、じゃあ戦闘始めるか。


◇◇◇

VSグラウンドワイバーン

第1ラウンド

◇◇◇


GM:ん、じゃあミラから。Gワイバーンは前衛乱戦エリアに居るから好きに殴れー。

ミラ:まずこの手番で翼を一つ落とさんとマジで死ぬ。コニングシャフトでも買っとくんだったかな…

GM:間違っても二本要らないやつ。(笑)


ミラ:さはさり。まぁ良いや。補助動作の戦闘移動で接敵、右の翼に先ず右のミッソで必殺、左のミッソで通常、左から………お?両方当たった?

GM:当たっちゃったねぇ。

ミラ:うし素クリ。27点?右ミッソ、二回転?35点?です!

GM:うわぁ、マジで?右翼落ちました。

ミラ:よしよし。これで脅威度は大きく下がった。せっかくだから尻尾落とすか。同じのをワモワセッ!両方命中19ですがー?

GM:尻尾は回避低いんだよ、両方当たります。

ミラ:おしおし、右が26、左が43。コレ欲かかずに頭殴った方が良かったな?(一同笑)

GM:えぇいくるくると…尻尾は切断されました…俺のターン!

ミラ:どぞー。


GM:まず胴体が主動作で▶️レッキングロア。目標値が…出目3で15です。(一同笑)

ミラ:えっと、乱戦状態だから生命の方か。出目8で抵抗。

GM:くっそ…ダメージはの出目高いぞ23点!を半減して12。です。

ミラ:抵抗してなきゃヤバかったな…

GM:あ、ホント?

ミラ:ほぼ半分持ってかれてた。(一同笑)

GM:クソァ!次、突進…はそもそも対象に出来ない可能性があるので普通に殴るしかない、命中はファンブル!(一同爆笑)

ミラ:どっちにしろダメでしたねぇ。(笑)


◇◇◇

第2ラウンド

◇◇◇

GM:第2ラウンドー。

ミラ:ワモワセッ!げ、低い両方命中17。

GM:お、ワンチャン避けれそう。…ダメぷー!(一同笑)

ミラ:通常の左26、必殺右が…うわめっちゃ回る。(一同爆笑)

GM:おっま!?何回回して!?

ミラ:11。ダメージは104。(一同爆笑)


GM:えー…では怒り状態になる前に兜割りされたGワイバーンはその命を終えました。戦闘終了です。


◇◇◇


GM:さて、戦利品振るよね?…おかしいなぁ、HP80有ったんだけどなぁ…(一同笑)

ミラ:かけら全つっぱしてんじゃねぇわ。票見せて。

GM:ん。


2~6 轟竜の下位素材(1000G)

7~12 轟竜の上位素材(2000G)

13~ 轟竜のMR素材(10000G)


ミラ:遂に轟竜って言っちゃったよもう…振りまーす。…下位素材が一つ、上位素材が二つ、MR素材が一つやね。

GM:うむ、ではウシノタンを三つほど所持品に入れといてくれ。セッションボスと戦った後に雑魚戦とか蛇足以外の何物でも無いからね。

ミラ:ういー。


◇◇◇

GM:さて、ではギルドに戻ったミラを待っていたのは涙目の受付嬢のリーナさんです。


リーナ:ガイストさん!?良かったー、無事だったんですね!?

ミラ:何か有ったのか?

リーナ:あの後ソノヘンノ平野の辺りに強力な魔物が居るって聞いて心配してたんですよー!

無事で何よりですー!

ミラ:こいつか?


ミラ:鱗辺りとウシノタン入った袋を投げ渡すぞ。

GM:ではリーナさんは再び「お父さァァァんァ!」と叫びながら店舗の奥に行ってしまいます。

ミラ:じゃあ手持ち無沙汰になったんでホールで飯でも、と机に向かうけど。

GM:では君が席に着くと無愛想な五人ほどのドワーフの戦士が連続で君の前にスパムを置いてくけど。どうも労いのつもりらしい。

ミラ:そんな五つもランチョンミートとか要らない…ってか五人組ってことはあいつらドワーフの戦士だけでパーティー組んでんの!?(笑)

GM:で、ギルドはにわかに賑やかになります。「大型モンスターの死体回収の仕事じゃあー!」ってな感じで。君は鱗投げ渡してたけどアレだ。初回討伐者が誰かの証明品みたいな感じであんまりモンスターの素材がデカイようなら討伐証明だけギルドに渡して別途死体回収の依頼が出されます。君の元に金だの素材だのが来るのはそれ以降、ということで一つ。

ミラ:ホンマにモンハンみたいやな。(笑)

GM:ファンタジーのギルドなんてそんなもんスよ。で、君は涼しい顔してその喧騒を見ている。討伐者の特権やな、本来の依頼品も納品して、今回の冒険は終了。お疲れさまー。


ミラ:お疲れさまでした。

GM:所持金に剥ぎ取り分と依頼料300G足しといて。今回の経験点は基本と合わせて2000とモンスター分です。かけらどうする?

ミラ:名誉点。八つだよね?お、微妙、26。

GM:8d6で26は全然微妙じゃねぇのよ。(笑)

ミラ:せやろか。

GM:せやせや。では、次回のセッションでお会いしましょうバイバーイ。

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