第14話 紙の値段が上るぞぉぉぉ!

 今日のニュースで王子製紙が10%の値上げを発表しました。

 また、チラホラと書籍の値段が上がる話もネットに書込みされていました。


 書籍の値上幅は約10%。


 普通、原材料の値上げが10%なら、原価比率の2%位なのですが、今回の値上げは今までとは主旨が違う様です。

 理由は、その原材料だけが値上りしているのでは無く、人件費、輸送費、諸々が同様に上がっている訳で、どの業界も7%〜15%、間を取って10%の値上げが妥当らしいです。


 ラノベの価格でいうと、1200円から10%上がると1320円。切りの良い所で1300円になりそうです。

 

 今のうちに買っておかないとっ!


 この事実を受けて想像出来る事は、ますます書籍が売れなくなるのではないでしょうか?


 約10年前からブームを巻き起こしたラノベ作家の儲かる神話が、いよいよ崩壊する時がきたのかもしれません。

 そして、書籍はフィギュアと同じ様な位置付けになり、置物、記念品、飾り、まるで中世の高額な書物に戻る様な気がします。


 さて、この切羽詰まった状況において、出版社同士の更に小さくなったパイの争奪戦が繰り広げられると思います。

 そして、体力のない、ヒット作品のない出版社から退場していく事になると思います。

 同時に、初版爆死率も相当に跳ね上がると思います。


 怖え〜よ〜!


 この状況をふまえて、カドカワはどの様な戦略を打ち出すのでしょうか?


 カクコンでいえば、8と同じ様な物を採用すれば間違いなく爆死します。


 どんな戦略を立て、どんな作品を選び、どんな宣伝を打ち出すのか、非常に興味が湧きます。


 今までは、ガチャをやって楽しんでいたのが、ガチャの値段が上がった為に、トントン作品では赤字になってしまうでしょう。

 もう、ガチャをして遊んでいる場合ではありません。

 早急に、薬屋さんクラスの傑作を見付ける必要があります。


 元々、公募は質で勝負していましたが、時代の変化で、いつの間にやら質の低い作品でも受賞する様になり、更には1巻さえ面白ければいいや!という使い捨て短命が当たり前の感覚になっていましたが、それはコストが採算ラインに入っていたからで、それが赤字になると、採用すればするほど赤字が膨らむ事になります。


 やはり、編集者は原点に立ち戻り、本来の姿である傑作を見付けて育てる事が、これからの儲ける手段、つまり王道に立ち返る事が必要なのではないかと思います!


 傑作の掘り当て方は、どこの会社も似たりよったり。

 独自の掘り当て方を見付けた会社が、この混迷の時代を制するものと思います!

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