さくさくと読みやすい文体で、コミカルな内容……と思いきや、苦しさと切なさと甘さと涙と感動を与えてくれる素敵な物語でした。とにかく、パンダ先生のキャラがいい!もふもふしたい!さくっと読めて泣けますので、是非ご一読を。よし、パンダ見に行こう。
ピンチになると現れるぱんだ。ぱんだの言葉はどれも優しい形をしている。頑張れの一言で済むところをぱんだは全部言ってくれる。優柔不断な自分に白黒つけてくれる。 なんでそんなことをしてくれるのかそれがパンダだからなのか。あるいは……。ぱんだの手が触れられるのはきっと、あなたの背中を押すためですよ。
ファンタジーな存在のぱんだ先生は、“先生”と呼ばれるだけあって、迷ったひなたを導いてくれる。ひなたとぱんだ先生のやり取りはとてもテンポがよく、癒されます。そしてぱんだ先生の正体。それを知った今、この物語はヒューマンドラマでもあると感じました。とても心が温まる物語でした。
タイトル通り、ぱんだが出てくるのですが……それだけではなくて……とにかく、このお話はぜひ最後まで読んで頂きたい素敵な絆の物語です。読めばわかります。主人公とぱんだ先生の唯一無二の関係をぜひどうぞ📕✨おすすめの作品です🌟🌟🌟