プロンプト例 エピソード検討と執筆編

▼エピソード検討

具体的なエピソードを検討するときに、以下のようなプロンプトで案を出してもらうとスムーズです。


『物語の最初のシーンのパターンを3種類教えて』

『エンディングのパターンを3種類教えて』

『人間ドラマを主体としたエピソードを3種類教えて』

『森での事件を主体としたエピソードを3種類教えて』

など、条件を指定して個別のエピソード案を出してもらいます。


また、おもしろそうな案があったら、その細部を詰めていきます。

『そのエピソード案で、プロットを教えて』

などと尋ねると、具体的なプロットを教えてくれます。

この上がってきたプロットを参考に自分でも考えつつ、さらに改善していきます。



▼AIによる執筆

前の手順でプロットを作成したら、

『プロット内の⚪︎⚪︎のブロックについて⚪︎百文字で文章を書いて』などと依頼します。

書いてもらう量が多いと、過剰に時間がかかってしまうのと、途中で止まったりするので、ブロックごとに書いてもらいます。

また、ここで仕上がってくる文章をそのまま使うかは作者次第ではありますが、僕の場合は、AIが書いたものはイメージを膨らめるための材料として使います。


AIに実際の文章を書いてもらうことで、

『そこの描写に視点が向くと雰囲気出るな』『自分の手癖だとそこは書かなかったな』

とか、気づきを得る場合があります。

あとは垂れ流し気味に、『キャラクター⚪︎⚪︎と⚪︎⚪︎の冗談のかけあいを書いて』とかをお願いして、世界観のイメージを強化する材料にすることもあります。



▼推敲

書き上げた文章をプロンプトに入力します。またはファイルをアップしてもOKです。

『⚪︎⚪︎のブロックについて以下の文章を作成しました。全体のストーリーや設定との整合性。日本語としての表記などについて、改善すべき点を教えてください。(以下数行開けて本文をコピペ)』

このようなプロンプトで、推敲してもらえます。

すると、Instructionsと照らし合わせて、矛盾する箇所を教えてくれます。

『キャラクター⚪︎⚪︎の出身地は⚪︎⚪︎のはずですが、異なっているようです』とか!

単純に日本語としておかしな点も教えてくれます。便利です。


また、僕がおどろいた高度な指摘もありました。

『会話文において、⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎というやりとりは、展開が極端な印象があります。キャラクターの心情を踏まえ、会話に段階を設けるなどの改善が必要です』

みたいなことを指摘されたこともあります。たしかにそうでした!

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