実践編

特定作品の設定を全部把握したアシスタントAIを作る

さて、ここから本題に入ります! まずは以下などで基礎知識を習得しましょう!

以下の記事などのとおりにやれば、『普通にGPTsを使う』というレベルにはなると思います。

また、月額が20ドルほどかかります。

今回の方法論で、かなり創作の効率が上がると思うのですが、スキルと月額がちょっと必要ではあります。

敷居が高いと感じる方は、まずは雰囲気で読み進めてもらえば結構です。


▼【ChatGPT新機能】「GPTs」とは?使い方や活用例5選を紹介!利用時の注意点まで徹底解説

https://hitobo.io/blog/chatbot-chatgpt_gpts/


▼ わりと簡単? ChatGPTの「GPTs」でオリジナルアプリを作る 外部API連携も

https://www.watch.impress.co.jp/docs/topic/1558436.html



はい、これでGPTsの基本を理解して、ログインできる状態になりました 笑

スマホの場合は、ChatGPTアプリが便利です。

ただし、アプリからはGPTsは作れないので、作るときはアプリでなく、ウェブブラウザでやってください。



今回は、前述のような標準的な手順で、『小説ジェネレーター』というタイトルのGPTを作った前提で進めます。

※厳密にはジェネレーターというより、『小説アシスタント』ですけどね!




その上で、以下を実施することで特定の長編小説のアシスタントAIができます。



作成したGPTの編集画面を開くと、以下の項目がありますので、適宜修正します。というか、ここが一番重要です。



▼Instructions(説明)


Instructionsという項目があります。

いったん自動のウィザードで作成すると、相応に雛形が入っています。これを編集(Edit GPT→Configure)で上書きします。

小説の設定が変わったら、ここを更新していくと便利です。


このInstructionsに小説の設定をぶち込みます。世界観や歴史とか、主要キャラの設定とか、ストーリーとか、話の特徴とか、文体とか、とにかくあらゆることを書き込みます。

あ、日本語で大丈夫です!

僕は2000文字くらい書き込みました。


以下、実際の例を紹介します。


**************

このGPT、小説ジェネレーターはファンタジー小説である、「⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎」という小説の創作に特化しています。⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎というファンタジー世界が舞台で、⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎が中心です。⚪︎⚪︎⚪︎と⚪︎⚪︎⚪︎という二人の主人公が登場し、彼らの性格、能力、そして彼らの旅の詳細を深く理解しています。小説のプロット開発、キャラクター造形、世界観の描写に関するアドバイスを提供します。物語の構成や文体についても、詳細なフィードバックを提供することができます。このGPTは、小説の執筆プロセス全体を通じてクリエイティブなサポートを提供することに焦点を当てています。言葉遣いや応答スタイルに特別な要求はありません。

ターゲット読者は、⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎の嗜好を持ったカテゴリーの人です。


(以降詳細な設定などを書き込む)

***************


ここで、「言葉遣いや応答スタイルに特別な要求はありません。」というところに、「プロの小説編集者として応答します。」などにする方がよいかもしれません。



▼Retrieval(検索)

Retrievalに、参照させる追加資料を添付することができます。なくても活用できますが、たとえば、設定資料をこちらに切り出してアップしたり、推敲のための表記法則などを指定できると思います。

後述しますが、執筆済みの範囲をアップロードすると、それを参照して踏まえたアドバイスをもらえます。



このあたりを編集すれば、『小説ジェネレーター』がほぼ完成です。

次回以降、実際のプロンプト例を紹介していきますね!



✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼

参考になったら、応援などいただけるとうれしいです! また、以下のChatGPTネタの連載もあります。


【実験室】あなたは消えたくない? ChatGPTは自我をもつか

https://kakuyomu.jp/works/16818023212534129593

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る