遠征

帰ってきた時は美味しいものを食べよう。

そう言ってくれる貴方が好きです。


地元に残って変わらない日々を

少しずつ年老いて変わっていく日々を

過ごしている貴方が好きです。


出来ることなら貴方のそばで

隣なんて望まない。

貴方のそばで貴方を知っていたかった。


私、大学に入って色々な事を経験したんです。

でもそのうちのどのひとつも、

貴方に笑ってもらうことが出来なかった。

どう生きれば貴方は喜んでくれますか?

まだはなしをしていてくれますか?

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