ピアス

あなたにとって私はただ、友達の1人。

周りの色慾に従う人達とは違って、

何をしても、気軽に褒めてくれはしない。


何重にも何重にも、

言葉で、態度で示してみる。

気づかない。

もっとずっと近寄って、

もっとずっと見せてみる。

気づかない。


なのに、何気なく買ったピアスには

すぐ気づく


あなたの視界に私がいること

あなたの記憶に私がいること


単純すぎて馬鹿らしい。


きっと次に買うピアスは気づかない。

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