かつての戦友がメンヘラになってた上に束縛されてやばいです。

@tsuraraturatura

第1話

いつから眠っていたのだろうか。ふと目が覚め、時間の経過に怯えながら恐る恐る目を開けると、案外辺りは未だ薄暗かった。


悠人はベッド横のローテーブルにいつも置いてあるスマホで時間を確認しようとしたが体が思うように動かない。違和感を覚え自身の身体に目をやると悠人の身体は見知らぬ部屋の冷たい床に転がされている上、手足が縄できつく縛られていることに気づいた。


「…!?」


あまりに唐突な出来事に頭が追い付かず、悠人は声ももあげずにただ驚き、それからはっとして拘束から逃れようともがく。すると部屋の奥から微かに足音が聞こえた。


「ゆーと?」


足音の主はどうやら彼の名を呼んでいるようだ。それはあまりに聞き慣れた声で安心したのもつかの間、その表情を見ると一気に恐怖で身体が強張る。


「…拓真……!」


声の主は彼の部活仲間、拓真だ。悠人と拓真は中学から高校までバドミントン部に所属しており、ダブルスではペアを組んで何度も表彰台に上ったことがある。彼はかつてと変わらぬ爽やかな笑みを浮かべているように見えるが、部屋の隙間から差し込む光に照らされるその瞳はあまりに冷たい。


「やっと起きたな、おはよう」


そう言って彼は足元に転がる悠人の隣に腰を下ろした。そして大きな手で優しく彼の髪を撫でる。しかしこんな状況の中で優しく頭を撫でられて気持ちが落ち着くはずはなく、ただ身体を震わせながら恐怖の眼差しを向けることしか出来ない。


「お前が起きるのを待っていたんだ…。二人きりなれて嬉しいよ。お前も俺と会いたかったろ?」


彼はかつてと全く同じ優しい声色で囁くと、愛おしそうに悠人の目を見つめた。その氷のように冷たい眼差しに、彼の背筋はぞくりと震える。


「なに考えてんだよ!やめろ!」


「そんなに怖がるなよ。傷つくじゃん。」


そう言って彼はそっと悠人の髪を撫でていた手を離した。その手はゆっくりと首から胸、腹を撫で下肢へと伸びていく。


「っ!?おい……!やめろ……!」


この状況に思考が追い付かずされるがままになっていたが、流石に行き着く先はわかったらしく悠人は慌てて身じろぐ。


しかしそんな悠人の抵抗も虚しく彼は彼のベルトを外すとスラックスの前を開け、下着の中に手を差し入れると、寒さと恐怖心で萎えていたそれを乱暴に握り込む。


「っい゛……!離せ!」


逃れようと身を捩るが後ろ手に縛られている上に圧倒的な体格差で抑え込まれてしまえば抵抗らしい抵抗は出来ない。そのまま何度かしごかれると徐々に硬度を増し、先走りまで滲んできてしまった。


「…くそっ」


こんな状態でも刺激に従順な自分の身体を心から恨む。


「これいつもやってるって前いってたよな?」


「ひっ!ぅう……いやだ……!っぐ!」


彼は先走りを塗り広げるように先端を撫で、そのまま鈴口を爪で抉った。強烈な刺激に悠人は目を見開くといやいやと頭を振る。


「ちゃんと見ててあげるから我慢しないで出せよ」


そして親指の腹でぐりぐりと尿道口を虐めながら空いた手で睾丸を優しく揉みしだく。その強すぎる刺激に悠人は抵抗もむなしく勢い良く精を吐き出した。


「はぁっ、う゛ぁ……!うぅ……」


「じゃあつぎはこっちな。」


というと下着ごとスラックスを脱ぐと既にそそり立ったそれを悠人の唇に押し当てた。そのあまりの大きさに悠人は思わず目を見開く。

「ほら、早くしろ」

そう言って彼は悠人の頭を掴むと無理やり口を開かせ中に自身をねじ込んだ。口内を乱暴に突かれ、入りきらなかった部分は手でしごかされる。その苦痛に悠人は固く目を閉じ顔を背けようとしたが彼がそれを許さない。

「ん゛ぅうう……!お゛ぇ……!」

彼は時折苦しそうな悠人の顔を見ながら何度もピストンを繰り返すと喉奥に精液を叩きつけた。そしてずるりと自身を引き抜けば、飲みきれなかった精液が口の端から溢れる。

「ちゃんと飲まないとだめだろ?」

彼はそう言いながら悠人の唇を指で拭うと、まるでペットにするかのようにその頭を優しく撫でた。

「今日のためにいっぱい溜めておいたんだ。全部飲めよ?」

そう言って彼は再び硬度を増したそれを悠人の口に近づける。

「や、やめ……ぐぅっ!」

拒絶の言葉も虚しくすぐに口は塞がれてしまった。再び口内を好き勝手に犯され、逃げようとすれば頭を片手で強く掴まれてしまう。次第に喉奥には苦い味が広がり、飲みきれないそれは口の端から溢れて顎を伝った。

「んぅ……っ!う゛ぇ……!」

吐きそうになるが彼はそれを許してはくれず、強制的に飲み下すしかない。早く解放されたくて必死に喉を動かしているとやっとそれが口から引き抜かれた。

「ちゃんと全部飲めたね」

そう言って彼は涙と精液でぐしゃぐしゃになった悠人の頬を愛おしそうに撫でると優しく抱きしめる。しかしその瞳は相変わらず冷たいままで、悠人は恐怖からされるがままになるしか出来なかった。

「ご褒美に……今度は違うことしてやろうな」

彼はそう言って立ち上がると棚から何かを手に取り戻ってくる。そして手に持っていた小瓶の中身を悠人の腹に垂らすと、それをゆっくりと下肢に塗り込み始めた。

「ひっ……!や……なに……?」

突然触れられた箇所がじんわりと熱を持ち始め、そのなんとも言えない感覚に悠人は怯えた声を漏らす。すると彼はまるで子供をあやすかのように優しく悠人の頭を撫でた。

「大丈夫、怖くないからな」

そして彼は指先でするすると下腹部を撫で回すと悠人の足を開かせる。

「っ!?」

その未知の刺激から逃げようとするが腰はがっちりと固定されてしまっている上、拘束された手では身動きすらままならない。その間にも彼の指はぬるりとした液体と共にゆっくりと中へ入り込んでくる。

「あ゛……ぅう……!いやだ……!」

異物感に悠人は身体を強張らせるが、彼はお構い無しに指を押し進めていく。時間をかけて慣らしある程度余裕が出来るとさらにもう一本指を挿入した。そして中でバラバラと指を動かし始める。

「ぐ……うぅ……!ふ……」

気持ち悪い、痛い、怖い……様々な感情が入り交じり悠人の瞳からは涙が溢れた。そんな悠人の反応を楽しむように彼は何度もしつこく中を探る。やがてある一点を掠めた瞬間、今までとは比べ物にならない程の強烈な刺激が悠人を襲った。

「あっ!?ひ、ぅああ!な、なに……?」

突然のことに理解が追いつかずパニックになる悠人だったが彼は執拗に同じ場所を責め立てる。その度にびりびりとした強烈な快感が身体中を駆け巡った。

「あぁあ!やだっ……そこっ、やだぁ!」

頭が真っ白になり何も考えられなくなる程の強すぎる快楽に恐怖を覚えるも身体は正直で、もっと欲しいと強請るように腰が揺れてしまい羞恥と混乱で悠人の頭の中はぐちゃぐちゃになった。

「ひっ、やだぁ!こわい……!っあ゛あぁあ!?」

だが彼は悠人が達しそうになると指を止めてしまう。行き場のない熱に悠人はぼろぼろと涙を流しながら苦しげに胸を上下させた。

「なんでぇ………!」

吐き出す寸前に何度も止められるせいで身体が熱を持て余してしまい、もっと欲しいと彼の指を締め付ける。その反応を楽しむように彼は執拗に同じ場所を責め立てた。

「んぅうう!ひっ、ひぁ!あぁあ!」

悠人は快楽にびくびくと身体を震わせるとぐったりと脱力してしまう。しかし彼の責めは終わることなく、またすぐに強烈な快楽が身体中を駆け巡った。

「も……おかしくなる……!っう゛ああぁあ!」

もう何度出さずに達したかわからない程なのに彼はその手を止めてくれない。ついに悠人の意識は朦朧としてきてしまったが、それでもやっと指を引き抜かれたとき少し安心したような表情を浮かべてしまった。だがそれも束の間、ひくひくと痙攣している悠人の後孔に萎えることのないそれをあてがった。

「ひっ……いやだ……!それだけは……!」

「大丈夫、怖くないからな」そう言って彼は微笑むとゆっくりと悠人の身体を暴く。指とは比べ物にならない圧迫感に悠人は目を見開いた。

「あ゛ぁああ!いたっ……ぐぅ……!」

みちみちと音をたてて入り込んでくるそれに目の前がチカチカする。あまりの質量に息が苦しくなり、浅い呼吸を繰り返すが上手く酸素を取り込むことが出来ない。

「はぁっ……あ゛……」

彼はゆっくりと自身を全て埋め込むと一度動きを止め、悠人の呼吸が落ち着くのを待った。そして少し慣れた頃に少しずつ動き始める。最初は苦しさしかなかったが徐々に甘い声が漏れ始め、その頃には痛みも大分引いていたようだ。それどころかじわじわと腹の奥に熱が溜まっていき悠人は無意識に腰を揺らめかせた。

「っふ……!んんぅ……!」

なんでこんなことに…。悠人は自分の理性なんかお構いなしに無意識に揺れ続ける腰を見ながら下唇をきつく噛んだ。

そんな悠人の様子を見て彼は口元に笑みを浮かべると、浅く抽挿を繰り返していた腰を一気に奥まで突き上げた。

「ひあぁあ!う゛ぅ……」

突然の強い刺激に悠人は背中を反らせ目を見開く。しかし休む間もなく何度も奥を穿たれ、その度に目の前がチカチカした。

「あっ……ぐ……!んあぁ……!」

「お前なら俺のことを受け入れてくれるよな?」

その感覚に悠人は達してしまい自分の腹を汚した。

「っあ゛あぁ!う゛ぅ……!」

しかし彼の動きは止まらず、達したばかりだというのに容赦なく奥を責め立てられた。あまりの強い刺激に悠人は目を見開きながら身体を震わせる。

「やだ……!もう……むりぃ!」

そんな悠人の言葉を無視し、彼はまた中へと欲望を放った。その感覚にすら感じてしまい身体からは力が抜けていく。だが休む暇もなく今度はうつ伏せに転がされると腰を掴まれ後ろから挿入された。先程とは違う角度からの責め立てに悠人は甲高い声を上げる。そして彼は後ろから手を伸ばし悠人の胸の突起を強く摘んだ。

「ひぃ!?や、やめて……!」

その瞬間びりびりとした快感が身体中を駆け巡り、彼のものを締め付けた。それが気に入ったのか彼は執拗にそこばかり責め立てる。その度に中の彼をきゅうきゅうと締め付けてしまい、まるでおねだりでもしているかのような仕草に彼はくつくつと笑った。そして胸の突起を指先で転がしたり引っ張ったりして弄ぶ。その刺激に中がひくひくと痙攣し、彼は小さく声を漏らした。

「っふ……中が痙攣してるな……」

「ちが……!ぅ゛あぁ!ふぁ……!」

否定するように声を上げるがすぐに喘ぎ声に変わってしまう。そんな彼を追い詰めるように彼はさらに動きを早めていった。腰を強く掴まれ容赦なく奥を穿たれるとその度に悠人の目の前はチカチカし、頭の中は真っ白になる。何度も絶頂に達しているというのに止まる気配はなく、むしろどんどん激しくなっていった。

「やだぁ……!も、ゆるして……!ひっ……あ゛ぁああ!」

「許す?何を?」

そう言って彼はさらに腰を動かすスピードを上げていく。パンッという肌と肌がぶつかり合う音が部屋に響き渡り、それと同時にぐぽぐぽという水音も混ざり合った。その激しい抽挿に悠人の自身は再び立ち上がり始め、彼の律動に合わせて先走りを撒き散らす。もう何度絶頂を迎えたかわからない程なのに休む暇もなく与えられる刺激に悠人はただただ喘ぐことしか出来なかった。

やがて彼は悠人の中に熱を放つ。その刺激にまた絶頂を迎えた悠人だったが彼の動きはまだ止まらず、再び抽挿を始めた。

気持ち良すぎて苦しい、もう終わって欲しい……そう思うのに身体は貪欲に快楽を求めてしまう。そんな自分が浅ましく思えてしまい悠人の瞳からは涙が溢れ出した。そんな悠人を見て彼は愛おしそうに微笑むと後ろからぎゅっとこわれものを扱うように優しく抱き締めてくる。そして耳元でもう一生離さないからな、と低く囁いた。

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