ただの竿役の俺は、今日も美少女双子に迫られる
もんすたー
第1話 美少女双子に迫られる
「もちろん今日も私からだよね? 授業中もすっごくムラムラしてたから」
「昨日も日和からだったじゃん~! ムラムラしてたのは私も一緒だしぃ~」
放課後の空き教室に、2人の女子の声が響いていた。
「ねぇいいでしょ? 私からで。いっぱい気持ちよくなろうよ」
「私の方がいっぱい気持ちよくできるもん! ねぇ、私と最初にシよ?」
俺、鹿野凛希飛(かのりきと)の耳元で小悪魔囁く女子と、それに負けじと腕に胸を押しつけて誘惑してくる女子。
艶やく黒髪ボブを耳に色気を発しながらかけ、吐息交じりに俺の耳を刺激してくるのは、牧野日和(まきのひより)。
そして、顔を火照らせながらも、胸を押しつけて誘惑してくるのが、牧野ゆん(まきのゆん)だ。
苗字から分かる通り2人は双子。
可愛げのある幼い顔立ちに、小柄ながらも豊満な双丘をお持ちの体系をお持ちだ。
顔だけでは瓜二つな彼女たちだが、性格と見た目が違うから見分けがついて助かる。
「私、今日安全日だから」
色気のある眼差しで俺を見つめてくるのが日和。黒髪ボブの小悪魔系女子だ。どこからともなくエロいフェロモンを出し、誘惑をしてくる悪女。
「わ、私は大丈夫な日じゃないけど……その分胸おっぱいとかお口で満足させてあげるんだから!」
目を回しながらも日和と張るように言うのがゆん。茶髪おさげの朗らかで恥ずかしがり屋さん。
先を行く日和を追い越そうと、恥ずかしがりながらも必死にアピールをする可愛げのある女子だ。
そんな2人に、俺は絶賛迫られ中なのだ。
俺とこの美少女双子の関係は俗に言うセフレ。
欲が出たときに呼び、満たして帰るというだけの関係。学校終わりの放課後や、休日に、はたまた朝からなんてこともある。
今も、急に2人に呼び止められたと思ったらこれだ。
「凛希飛も早く脱いで、私たちを気持ちよくさせてよ」
「食い意地張りすぎだろお前」
「今日は体育で色々あったから発散したい気分なの」
ムスッとした表情を浮かべながらも、おもむろに俺のベルトをいじり始める日和。
「バスケの時に自分でシュートしたボールが跳ね返ってきて顔面に直撃してたからねぇ。あれはダサかった」
「ちょ、それは言わない約束だったじゃん!」
隣で思い出し笑いをするゆん。
なんだかんだ、この双子は仲がいい。
行動するときはいつも一緒で、班決めや2人組を作るときなども常に一緒なほどに。
学校でも、仲良し美少女双子として有名だ。
お互い違った属性を思っているからか、どっちがタイプだとか、どっちとヤりたいとかなど男子も2人の話題がよく出てくる。
そんな噂をしている男子は、俺がこの2人とそうゆう関係なんて知る由もない。
「あれ? 乗り気じゃないのに体は反応してるんだ」
「うわぁ……もうこんなにおっきい//」
ズボンを脱がし終わると、起立する俺の息子を見ながら舌を舐める日和と、赤くなった顔を手で覆うゆん。
「いくら誘われ慣れてるけど、まぁ体は正直だよな」
「凛希飛は顔よりアソコに感情が出るからね」
「ある意味分かりやすくて助かるだろ?」
「日常生活では支障しかないけど、私たちの前限定だったらすごい助かる」
「興奮する私たちをさらに引き立ててくれるしね」
「恥ずかしそうに言うなよ。マジで燃えてくるわ」
どちらも癖に刺さってくるような性格だから、俺も飽きない。
日和には程よくいじめて欲しくなるし、ゆんはいじめたくなる。
本人たちも、自分がSかⅯかをちゃんと理解しているので利害一致している。
「さて――」
「それじぁ……私も」
俺の下半身をさすりながら、2人は器用に片手でワイシャツのボタンを外す。
シャツを脱いだ日和には黒いレース下着。まだモードに入り切れていないゆんは、はだけたシャツのまま、谷間を押し付けてくる。
パステルカラーの下着に包まれた胸には、谷間付近にホクロが一つ。
火照った体の2人に挟まれ、同時に下半身を触り、俺の耳元で言うのだった。
「早くエッチ……」
「シよ……?」
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