第8話 壊滅
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作者は、本気で書籍化を目指しております。
もちろんまだまだ未熟な点や読みずらいことは、多いと思います。
これからどんどん改善し、いい作品としていきますので、みなさんどうか星とおすすめレビュー(特におすすめレビュー、一文で構いません!)お願いします!!!!!
絶対後悔させません!
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「と言っても、こんな所で話すのはなんだな、、、。一度王都に戻ろう。」
そう言って女の人は、先程までの戦いで壊滅した辺りを見渡した後、未だに目覚めないブレイブを持ち上げた。
「私のそばにいな、
少しの眩暈の後、気がつくと、簡易的なソファなどが置いてある殺風景な10畳ほどの場所にいた。戸惑う俺たちに、女の人はこういった。
「ここは王都にあるアタシの部屋。じゃあ、今回の出来事について説明しよう。」
王都、という単語を聞いた瞬間、俺とサラはすぐそばにある窓から顔を出した。
そこで馬車からは見えなかった巨大な王城が、目に飛び込んできた。
「!?すっげぇ、でけえ、、、。」
思わず俺の口からそんな小学生のような感想が口から出てきた。サラも声こそ出さないものの、まるで全ての景色を覚えようとするかのように、目を見開いている。
そこで女の人が説明しようとしていたことに気がつき、俺とサラが同時に女の人の方を向くと、女の人は眉尻をさげ困ったように笑っていた。
「ハハっ。そういやお前ら、初めての王都だっけか。、、、残念ながら今は王都中の兵士がピリピリしてやがる。王都観光とはいかねえな。退屈にならないよう、自己紹介とでも行こうか。」
そう言って女の人は続ける。
「アタシの名前はスレンダ。王都ではまぁ、回復士兼便利屋ってとこかな。あんたたちの名前は?」
俺とサラはお互いの顔を見合わせる。
「俺の名前は、ペインです。」
「私はサラです。ペインと一緒に、孤児院から来ました。」
そんな俺たちの簡潔すぎる自己紹介の後、スレンダは言った。
「それじゃ、今回のことについて説明しようか、そのためには、少し昔の話をしなきゃならないな。と言っても、ほんの10年前だがね。10年前に終結した人魔戦争。人類の4割が死亡し、魔族は7割が消滅した。そこまで両者に被害の差があるのは、アタシら王国の兵が魔族を幼体や女体問わず殺しまくったからだ。もちろん魔王も倒した。あいつら魔族はどんな非力な個体でも王国民三人は嬲り殺せるから、本当に一人たりとも残しちゃいけなかった。」
だが、取り残してしまっていた、と呟く女性はこう続けた。
「おそらく生き残りがいたんじゃないか、というのがアタシの仮説だ。あいつらは少数でも残っていると繁殖し、王を決める。そして今回の件が起こった。宣戦布告だ、魔族からのね。」
女の人は、さらに続けた。
ブレイブはいまだ、目覚めない。
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