転生し最弱スキルだと思われている「微動」を得た俺。実は可能性の塊でした!?〜落ちこぼれ負け組の、大逆転物語!!!〜

超きゅう明

プロローグ

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作者は、書籍化を目指しております。

もちろんまだまだ未熟な点や読みずらいことは、多いと思います。

これからどんどん改善し、いい作品としていきますので、みなさんどうか星とおすすめレビュー(特におすすめレビュー、一文で構いません!)お願いします!!!!!

絶対後悔させません!

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 俺は32歳プロニート。9年に及ぶニートライフが終わってしまい絶賛焦り中。


ブラック企業のブラックな労働のおかげで胃がボロッボロになった俺は、実家で人生一と言っていいほど羽を伸ばしていた。


9年に渡り伸ばし続けた羽は衰えを知らず、まだ伸びる、まだ伸びると言い続けこんなに時間が経ってしまった。


 高校時代大学時代と、科学部だった俺に運動する習慣などあるはずなく、9年に渡る引きこもり生活のおかげで体重は90kgを超え、階段を上り下りするだけで息がきれ贅肉の間には汗が滲み出る始末。


 そんな俺に働け働けと顔を合わせるたびに言ってくる父と母にはもううんざりだが、正直まだ当分はいいかな、、、と思ってしまっていた。


 そんな中、母が急逝したのは一ヶ月ほど前のことだ。原因は腹に大穴が空いたことらしい。親子そろって胃が弱かったんだな。はっはっは。

最後まで母の言葉を無視し続け、最後に話したのはいつかなんて覚えちゃあいないし、死んだ、と普段寡黙な父が言ったとき、俺はまず自分の今後がどうなってしまうのかを心配した。


 案の定葬式の後の親族会議で、俺が正式に出て行くことが決まってしまったらしく、額に血管を浮かべ俺の愛用pcを破壊した親父からの攻撃と口撃に心を折られた俺は、身に纏ってる服と794円を持ち自主的に家を出ていった。そう、ここが重要だ。決して追い出されたわけではない。自らの選択なのだ。


 ここからどうするのか、さっき喉の渇きに敗北してデカビタンを買った俺の残りの金は600円弱。この後どうするか、とりあえず今日を生きねばならない。おにぎりを買い公園で寝て、その後のことはまた後で決めよう。うんそうしよう。最悪親父を頼ればいい。実の息子に泣きつかれて、まさか二度も冷酷に見捨てるはずはあるまい。


 ちょうど良さそうな公園のベンチを見つけた俺は、久しぶりに歩き回ったせいか、うとうとと眠気が襲ってきた。


 そのとき自分の目の前に人がたった気配があった。

まあすぐいなくなるだろう、と思い最初は気に求めてなかったが、ふと意識をそっちにやった時にまだ目の前に気配があると感じ、目をうっすら開けてみると、


が息を荒くしながら目の前に立っていた。


 俺は飛び起き、犬がよくやる走り方のように、一生懸命に駈け出しては後ろを見る。こんな非常時に、俺ってこんな動けたんだ、と関係ないことを考えているおれの目に写ったのはナイフを俺の太もも付近に突き刺す男の姿だった。


 その瞬間全身から汗が吹き出るような不快感と熱さ、少し遅れて猛烈な

痛みが襲ってきた。


「ぅ、ぁ、がぁあああああ!!あ゛ぁああいあい゛ぃぃぁああ!!!」


 ナイフがその瞬間耳元で唸りを上げて掠めていった。


 俺はそのまま手を必死に前に出してほふく前進で前に進もうとする。


「ぁ、ぁあれかたす、おぁじ、ぉやじ」


 次の瞬間俺は、自分の後頭部から出る猛烈な熱と、その熱がものすごいスピードで失われていくのを感じた。


こうして、平凡な俺には似つかわしくない、なんとも非凡な終わり方で、

俺の人生は幕を閉じた。

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