僕はあなたを知らない
ソノハナルーナ(お休み中)
第1話 引きこもり高校生。
知ってる駅で友達と会う率は少なくない。
バス停を待っている間に単語を覚える時間は10分足らずだろうか。
雨が降っていたら傘をさす人は何人だろうか。
バスを待っている人の苛立ち、おしゃべり、本のページをめくる音、全部僕にとっては風景の一部でしかない。
僕が小学生だった頃の夢はニートだった。
その頃、初めてテレビでニートについてニュースで見たことがきっかけで書いたアウトプットの賜物だった。
その時、担任からは心配とため息の声が耳に入るだけで肝心の言葉までは耳に届かなかった。
それから、高校3年になった今思うのは、ニート手前の引きこもり高校生だろうか。
それが宇治峰 和馬【うじみね かずま】の僕の今だろうか。
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