第5話 クソ大学

 黒島が医者を目指そうと考えた時期は、高校3年生の秋だった。黒島が医者を目指すと父親に告げた。父親は、黒島を医者にさせるために黒島総合大学を作った。 黒島総合大学は、どの学部学科も試験は面接だけで医学部医学科も存在する。面接の合否は、受験生の態度や知識で決まるのではなく、寄付金の額の高さで決まる。このことから、黒島総合大学は略してクソ大学と呼ばれている。黒島は楽に合格できた。

 黒島総合大学の授業には特殊な授業がある。生物の授業の一環で人間という生物を知るという建前上、美人のホステスに触るという授業だ。

 黒島総合大学医学部医学科に所属するテストが苦手な学生たちに向けて、医師国家試験の合格基準に満たなくても医師免許を取得できる不正を黒島の父親は行っている。その不正行為によって、黒島の父親は3000万円をもらっている。ちなみに、黒島は自力で医師国家試験を突破している。

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豚バラレンチン病院 業素戸 来他 @gousutoraita

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