死んでみたい
明内ツユ
死んでみたい
死ぬ
『死ぬ』と聞くとどう感じるか。
人それぞれ感覚は違うはずだ。
でもそれはいつか必ず訪れてしまうもの。
そしてそれはいつ訪れるかはわからない。
どこで死ぬかもわからない。
どのように死ぬかもわからない。
刺されて死ぬかもしれない。
轢かれて死ぬかもしれない。
病気で死ぬかもしれない。
孤独死かもしれない。
震死かもしれない。圧死かもしれない。溺死かもしれない。一部欠損死かもしれない。縊死かもしれない。怨死かもしれない。殪死かしれない。
自分の中ではその『死』がいつしか重荷になっていた。
そんな重荷を背負って過ごす日々に正直嫌になってきた。正直辛いし。
いっそその最期が訪れてしまえば楽なのに。楽にあの世へ行けるのに。
・でも人だけ迷惑をかけたくはない。
・人を悲しませたくない。
・人を辛い気持ちにはさせたくない。
そんな気持ちだけは微塵にもある。
でも嫌だ。死にたい。なるべく早く楽に簡単に。
そんなことを考えながら今日も生きる。
死んでみたい 明内ツユ @kazaumi7392
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
日記を読むと死にたくなる。/きせのん
★18 エッセイ・ノンフィクション 完結済 1話
「生きる」が分かったから/古 散太
★0 エッセイ・ノンフィクション 連載中 139話
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます