第20話 魔導学園特別入門

第20話 魔導学園特別入門


レクサム『せっかくだから、お前入門して来いよ』

唐突に、学園への入門を薦められる

レクサム『まだ、次の国に行くのに時間があるし魔法について習って来いよ俺が教えるより分かりやすいし』

それは、言えている

レクサム『シェルピーと一緒に、行って来い』

ゼイル『俺らは、どうする?』

レクサム『お前は俺と来るんだよ!』

ゼイル『は?』

入門官『私は、入門官になります。迎えに来ました。』

学園の外装は、ゼイルの言った通り豪華に装飾されている

内部はとても広く中心には、壮大な庭が広がっていた

入門官『こちらになります』

そう言って通された

入門官『それでは、まずお名前をお聞きします』

私は、自分の名前を入門官に伝えた

入門官『パメラ様…パメラ様?パメラ様ですか?それでしたら話は聞いております』

果たして何の話だろうか…

入門官『もしかしてご家族と先ほどの方達の他にお知り合いでもおられるでしょうか?』

私は首を横に振る

入門官『そうですか…分かりました貴方様は、特別入門として手配致します』

入門官『特別入門者様は、事前に魔導協会会長より推薦として入門される方を指します。およそ10日程で、魔法師になられます』

入門官『本当は、3年程かかりますが…基礎となる魔法についてとまずは、パメラ様シェルピー様が、持つ属性を審査いたします』

入門官『属性は、一人一人が生まれ持ってのものであり生まれた時から決まっております』

入門官『属性を持たないと言うことは、基本的に魔力をお持ちで無いのと同義でありパメラ様にもある属性が宿っておりました』

入門官『ここに入られる時に、検知致しました属性は登録され魔導協会に申請されます』

入門官『ただ…パメラ様の持つ属性は今まで登録された属性とは異なっておりました』

入門官『何か…特別なそれも攻撃的では無く人を守り癒すことが将来的に可能なものだと魔導将軍のリメイル様とラノート様より伝えられました。』

入門官『シェルピー様は、ヴァラメンス共同国より事前にご登録なされていますのでいち早く身分に気付けております』


入門官『通常入門者様は、入門者様が持ち得る全ての技量を審査官にお見せせねば成りません』

入門官『これは、入門時と各試験に数回行われますこの成績によって順位が決められ上位な程優秀な入門者として認められます。』

入門官『魔導将軍様は、これをトップで出ておられる方が多いです』

入門官『入門者様が、魔導学園を出門される時入門者様は予め登録されている魔法・剣法を習いそれを正しく使う道に進むか、ご自身が生み出した魔法・剣法を正しく使う道に進むか決められます』

入門者『登録されている魔法・剣法は、登録者より許諾を得ていますので正しく使用されるなら許されております』

入門者『ちなみに、許諾を受けていない固有の魔法・剣法も存在しますほとんどは、国王様や王族の皆様、貴族の方よりご登録なされております』

入門者『ご説明の中、パメラ様にお会いしたいという方が待つ部屋に着きました。私は、これにて失礼致しますここからは、教官の皆様より10日間学ばれてくださいねシェルピー様は、こちらになります。』


私は、シェルピーと共に扉を開ける

その扉の向こうに座っていたのは、私の母であるミリスの姿だった…

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