面白かったです。

軽やかで分かりやすくテンポが良いので次々と読み進めてしまいました。
主人公のクリスは少しときめきがちで多感な女の子というキャラクターが魅力的でした。地の文にもクリスの性格が随所に現れていて素直に彼女の眼を借りて物語に没頭できることが非常に楽しかったです。

登場する個性豊かなキャラクターたちの掛け合いも素敵でした。

選ぶのは難しいですが、ラルクが特に好きです。
他の男の子たちと比べると少し地味な印象を受けましたが、彼の底が見えない不思議さとクリスを気に入ったような素振りが良かったです。

ディスティニーブレイカーは勇者。
クリスのことかと思ったのでカズキが出た時から、この二人は絶対仲間にはならないのではと少し悲しかったですが、別に存在しているようで、これから彼女たち五人の探す旅がはじまるようでワクワクしますね！

内向術と外向術。
とても興味深い設定で好きです。

炎の球を飛ばすのはおそらく外向術に分類されるでしょうか。
アリッサは内向的な性格に見えますが、外向術に長けているという所が彼女のこれからの成長を期待させるポイントに思えて素敵だと思いました。
彼女の狭いコミュニティの方が面倒ごとが多いという持論が本当に共感でき、言動に一貫性を感じられる所は魅力的でした！


次回の更新を楽しみに待ってます。