episode12 伝説

妹と風呂に入って約5分、沈黙が続いた。そして妹が体を洗い終わると、こんな事を妹が言い出した。


「じゃあ一緒に入るね~!」


 そして俺の入っているバスタブに入ってきた。何やってんだ!妹ぉ!と思っていたところで失態を犯す。首を上げすぎて疲れた。まぁ少しなら、妹も許可してるし……首を下げるか。と俺は自分の体を見ないように、ゆっくり首を下げる。


「あ、お姉ちゃん首下げた!」


「わっ…悪かったか?」


「うんん!逆にうれしい!」


 良かった。やっぱ信用できるのは妹だけだ!視線には困るけど。

 そう思っていたら、妹が俺の……胸を揉んできた。そうだ、俺はいま裸だった。恥ずかしなり、顔が赤くなる。


「ちょっ!何やってんだよ!」


「え~?ただのスキンシップだよ~!」


「女の子のスキンシップって胸を揉むことかよ!」


 女の子ってヤベェ…と思うのであった。そしてしばらく妹の思うがままにされて、風呂を出るのだった。



 風呂を出て寝る前に、俺は一つ調べ物をしていた。能力についてだ。2つ以上の能力が使えるも人について調べたが、少なくてもインターネットには誰一人もいなかった。

 たしか俺は炎、水、氷を使ってたよな…だったら俺は一体何の能力なんだ…?とにかく、もうこれ以上能力を使わないことを願うまでだ。そして俺はベットに入り、深い眠りにつく。



 次の日、しまった寝すぎた。時間を見たら後5分で遅刻の時間だ。間に合わない…オワタ。とりあえず部屋を出てリビングに行く。そこには優雅に朝食を食べてる妹がいた。


「あ、お姉ちゃんおはよ~今日は珍しいね!寝坊なんて。」


「ああ、少し遅くまで調べ物をしていたからな。」


 と、俺も急いで朝食を食べる。


 妹が何故こんなにゆっくりなのかは、俺より質のいい学校に通っているからだ。妹は能力値B。俺より上の学校はいくらでもあるが、その中でも1位、2位を争うぐらい名門校だ。なので授業開始時間が違うのだ。その分、妹が帰るのが少し俺より遅いけど。


 朝食を完食し、急いで家を出る。


「行ってきます。」


「いってらっしゃーい!」


 そして俺は通学路を走る。学校にワープできればいいのにな…。

そう思った瞬間……!学校の前にワープしていた!前の職員室の時と同じだ。これって、まさか…!あの伝説級の能力、転移(ワープ)なのか?!まだ能力が確信しきれていないから、確定!とは言い切れないけどな…。


そして俺は教室に入り、一日を始める。

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