秘密の学校

陰陽☯パンダ🐼

第1話 僕の現実と知らない僕

三崎(ミサキ)は眠りにつくと

いつも夢で違う世界へ行く電車に乗り

違う学校へ行く事が日課となった。


毎晩毎晩、眠りにつくと電車が迎えにくる


だからいつも、

眠いんだ

寝てるのに起きてるみたいで


どちらの世界が起きてるのか?

寝てるのか?わからなくなる


僕の夜の学びは、

昼の学校とは違う事を伝えて来る


僕が産まれた理由なんて


僕にはわからなくて

お父さんとお母さんが結婚したから

僕は生まれたわけで意味なんか

考えた事も無い


DNAの法則や人生の物語を作るには

なんて、こんな勉強の内容は

僕には関係ないのに


必須科目なのか?僕には

理解できない事を

永遠に聞いていなければならない


真夜中の学校、


リアル過ぎる夢を退屈そうにいつも

聞いていた。


宇宙文明の始まりやら

波動を調整するには等

地球には関係のなさそうな内容を

伝えられつづて家に帰りたいといつも

思っていた。


何日目の事だろう

僕が余りにも話を理解できないものだから


担当の先生が、痺れを切らしたのか?

僕には、

特別に明日何が起こるのかを

知らせてきた。



えっと。。


君の人生の物語は、152冊目の12/8に。。

あ、これだこれだと見慣れない古い本を


めくって見せた


この本には、僕の人生の物語が書いてあって


この宿題が終わるまでは

次のページへ行く事も見る事も

できないのだけど


特別だよ、と教えてくれた


古い本のわりには、

僕に見せてくれるところだけ

やたらと光り輝いて

余りにも綺麗だったので見惚れていたら

文字がキラキラと浮き出て来る。。



宙に浮いた文字は、

1文字1文字列をなして

僕の前を通過して読ませてくれた。


そして、

この事は誰にも伝えては行けないと

あの先生は言っていたけど、


僕はどうしても、

言いたくて言いたくてたまらなかった

だって伝えてくれた明日は


お父さんとお母さんの喧嘩で

二人は別れることになるって言ってたから

😅。。


僕は、こんな秘密を伝えずには

居られなかったんだ、


だって、

僕はズーッとお父さんとお母さんと

一緒だって思っていたし


別々の暮らしがあるなんて

思いたくも無かったから。。。


夜寝る前にお母さんにコッソリと誰にも

知られないように


小さな小さな声で。。

お母さんに知らせたの。。。


絶対にお父さんと別れないでみねって。。







朝起きると、

朝食を作るお母さんが

笑顔で「おはよう」と僕に声をかける



覗き込むような仕草で、

お母さんの顔を観察する


いつもと変わらぬ、

日が目の前にある

僕は少し安心して


お母さんに話した事や

二人の秘密が絶対にばれるわがないと

タカをくくりながら

何故か、鼻をふん!と膨らませて

勇者にでもなったような


意気込みで牛乳をイッキ飲みした。


牛乳とオニギリこれがいつもの朝ごはん

皆には変だと思われるかも知れないけど


オニギリが定番の朝飯で、


背が高く伸びるようにと

僕がリクエストして

牛乳を追加してもらってるの


夢の中の話は、言い出しにくいから

夜の学校に行っていることは打ち明けてない



だって、

僕は変な奴なんて思われたくないし

夢の中の話


だいたい、

夜の夢に出てくる内容は

ちんぷんかんぷん。。なんだよ!


世の中には通用しない、

空想の夢のはなし。。

キット大丈夫 夢だから



ヘンテコリな話で、DNAの融合体を


人生の目的に合わせカスタマイズするには


+と−を陰陽と分けの比重を10対1とすると

宇宙の重力と地球の比重にあわせて

この位の重さの出来事を体験する事にしよう。。。等の会議。。

いや。。ラップみたいな掛け合わせ?



独特な感じなんだ、


昼の学校に行っても

夜の学校を考えちゃうけど


僕に必要な事なのだろうか?



あ。。あ。。

それは夢の中だから

説明がつかないのか?


ふわふわと宙に浮く感覚で

声もぼゃーと。。


でも、今日でそれも終わり


夢の中で大きな声で、あいつに言ってやる


「お前の言ってる事は全部でたらめだ!」

ってね!!




いつものように、

眠い目を擦りながら

学校へ出かける


長い1日の始まりだ、


リアルな夢と矛盾な内容


夢だから夢と思いたい内容が、

少し不安だけど


えぇぃ。。

大丈夫と自分に言い聞かせ学校から

家につく




そこには、この時間には居るはずもない

父と母が大声をだし喧嘩してる


無力な俺は右往左往するばかり


事前に知っていたのになぜ、

止められなかったのか?

言い争いの内容はどのようだったのか?

と記憶を巻きもどすけど


何も出て来ない

あ~勉強内容をシッカリと聞いて

おけばと後悔しても


時は遅し


母は、荷物を纏め家を出て行ってしまった。


呆然とする僕と父


ため息をつき、崩れ落ちる


僕はいても立っても居られなくて


アイツに話を聞くために


早々に眠りにつく、


夕方だからなのか?中々迎えが来ない


待っても待っても電車は来ないし


いつの間に、スッカリ爆睡してしまった頃


いつもの電車がやって来た。。



文句を言う僕は、

アイツに食って掛かるが、


のんびりとアイツラは説明を伝え始めた


えっと、私達が地球で活動出来るのは

夜の方が動きやすくて、


貴方と繋がりやすくなる


貴方が色々考えてると迎えに来れなくて

私達が伝える言葉も

聞こえなくなるのです。。と

これもまた、わからないことを伝えて来る


「大変な事が起こったんだ!」と

今日起きた事を一生懸命伝えたけど


アイツラは、あっけらかんと


「そのようにお伝えしたかと」と


呆れ顔で答えた。。

でも、とか、言い訳しか言葉が見当たらない

僕の様子を見た、


あの人達は、


いいですか?


また、1から伝えますね。。

この学校の内容を。。。。


と、言うとスクリーンの映像と共に

説明が、始まった



「遥か彼方何万光年の銀河系から」

そんな内容を伝えられたけど



先ずは、地球の危機が迫っている事

今までの考え方じゃ人類は、分離してしまう


君は、それを阻止するために

生まれてきていて


この世を動かしてるのは


夢の世界と思っている、

私達が操作している事を伝えて来る。。


長々と説明されたので、

理解できない事が多いけど、


僕は我にかえり、

このままじゃ、お父さんとお母さんと

離れ離れになってしまう事を


阻止するためにはどのようにすれば良い?

と、

答えを問い詰めるのであった


マッタク。。授業に集中もせずに

両親の離婚ごときで、

ギャーギャー騒いで

話になりませんね。。

と、僕の気持なんか。。話なんか


聞いてもくれないで


アイツは呆れ顔で、僕を見る



では、もう一度説明いたします。


お母さんは父さんの帰りが遅いと

いつも不満を持っていました。。


何年も何年も、

お母さんが一人で家の事をして

貴方の食事の世話や選択


オマケに、貴方が食べ残した片付けや

散らかしたオモチャを

疲れているのにお母さんに押し付けて


自分はゲームしていつもだらしなくしている


お父さんは、夜遅くまで仕事で

お母さんの心が疲れちゃったのです。

それは、

お母さんとお父さんだけの問題じゃない


貴方の役割をせずに、

人任せにしたから

このような事態になったのです。


自分は、悪くなくて

私にどうにかしろ!と言うのは

いかがな物かと思いますが、と

少し起こった顔でこちらを見る


僕は何も言えずに、下を向く


涙をためながら


今までの、

行いが走馬灯のように映像がかけ巡る


今日の授業は、おしまいにして


明日は、

お母さんに会いに行って色々と

話して、

お母さんだからといって

あなたの事を、

全部やらなきゃ行けない

ってことはないんだよ。。。

と話を続ける

貴方ができる事は

貴方がキチンとしてやる!

それが、出来るなら


お母さんは、帰ってきてくれるよと


夜の先生は教えてくれた。。


お父さんも少しは懲りただろうね。。


今回の出来事は、

皆の意識に気づきが出来て自覚もできた。。


毎日の当たり前の事は、

誰かにとっては

当たり前の事じゃなかったりする事を

忘れないでね。。と


あの人達に教えられた。


大切なお母さんだったら

大切にする事を教えてくれた。


僕は、今まで夜の学校が嫌だったけど


今日の出来事があったから


何となく、この人達とはこれからも

ズッと一緒に仲良く過ごせる気がしたんだ、


学校では教えてくれない

大切な物を伝えてくれる学校が

僕はこの時少し好きになったんだ、











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