第3話 俺の内側は、あなたの外側


とろけたあなたの声が聴きたくて、ミミを塞いだ。


開いたままの俺の中をゆっくり覗くと、何処までも続く階段のない螺旋階段。


ふいに、開いた口をキスで塞がれる。


あったかいな……


誰の?


あは、君か。公衆電話さん。

ダメだよ、それ以上は。


なに?


へぇ、積極的……♡


それってさ、俺すごいことになっちゃうね


耐えられるかな……


俺の舌、切り落とせば勘弁してくれる?


え? だめ?


そっか、じゃあ――――


――――石でも食っとくよ



***



15926535897932……………………


あっ―――――


だめ、だって


それは反則だろ


何?


ええ? まだ?

鍵かけないでよ

うっかり見たくなるだろ


君の中

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