第3話 俺の内側は、あなたの外側
とろけたあなたの声が聴きたくて、ミミを塞いだ。
開いたままの俺の中をゆっくり覗くと、何処までも続く階段のない螺旋階段。
ふいに、開いた口をキスで塞がれる。
あったかいな……
誰の?
あは、君か。公衆電話さん。
ダメだよ、それ以上は。
なに?
へぇ、積極的……♡
それってさ、俺すごいことになっちゃうね
耐えられるかな……
俺の舌、切り落とせば勘弁してくれる?
え? だめ?
そっか、じゃあ――――
――――石でも食っとくよ
***
15926535897932……………………
あっ―――――
だめ、だって
それは反則だろ
何?
ええ? まだ?
鍵かけないでよ
うっかり見たくなるだろ
君の中
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます