ひかるしっぽを持っていた

鯖都つき

ひかるしっぽを持っていた


薄青くひかる尾びれを揺らしつつピザを食べたね またひかろうね


あやとりも生きていくのも下手だから果ての景色は菜の花畑


友達と思っていたけどぼくだけがはしゃいでたんだあの流れ星


「教科書のコーヒーの染み誇るべき勲章として大人になるよ」


ラジオから遠い地方の雨情報 来ない連絡待つのやめたい


通話切るタイミングどこ おい、俺らちょっとくちなしの花になろうぜ

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

ひかるしっぽを持っていた 鯖都つき @anohinosuitou

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ