第6話 ギルドに登録
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今日はギルドに登録しにいく(ピ◯チュウ!)
6話開始早々、黄色い動物の変な声が聞こえたが空耳だろう!今日行くギルドは
パレスホテル東京の近くにある皇居ギルドである。
ギギィィ カランカランカラ〜ン♫
「いらっしゃいませ~」
皇居ギルドとは皇居のダンジョンの近くにあるギルドのこと。
平日は人が少ないので閑散としており少し寂しい感じがあった。
皇居ギルドという名は皇居の近くにあるだけでなく、皇居の建物の内部にあるダンジョンを主にとりあつかっているから皇居という名前が入っているらしい。
ちなみに、国のおえらいさんがダンジョンの上にある建物を壊そうとしたが、建物自体がダンジョンになっているらしく、逆にモンスターによって重機が壊されたそうだ。
現在、日本にあるギルドはすべて探索者登録していなくても魔物の素材は売れる。
しかし探索者になったほうが入れるダンジョンも増えたり、使える公共サービスも増えるので大体の人が探索者になっている。そしてしっかりとした探索者ということを示しておくことでダンジョンに入るときの手続きが早く済んだり、他の正規の探索者に舐められないようになるのだ。
「すいません、探索者登録したいんですが...」
「登録ですか。ではまずこちらの紙にご記入ください」
へー、探索者登録って個人情報も書くんだ。
まあ当たり前か。
「記入できました。」
「ありがとうございます。では次に血液をもらいます。」
そう言うと受付嬢は俺の目の前に針の先が上向きに刺さっているプラスチックの塊をだした。
うえ〜〜、はりで血液をとるっていうのかよ。
しかたない。よし、いくぞ!
ブスッ
「ああああああぁぁあぁぁぁぁ、痛ぁぁぁぁぁぁ」
「ぎ...ギルド内では、あの...静かにしてもらえませんかね?」
やべぇ、指し過ぎちまった。
指から、血がッ、血がァァァァ!!
血がめっちゃドバドバ出てるんやけど。タスケテ〜〜(棒)
「だ...大丈夫でしょうか?」
「大丈夫じゃないですぅぅぅぅ!」
「回復魔法持ちの方を呼んできますね。」
今日は不運だ。
☆☆☆☆
「はいどうも〜。全属性の魔法が使えるサオリちゃんでーす☆おにいさんこまってるんだってー?☆」
「あ”、はい、どっでも困っでまず...」
速く助けて!!!!
ん?サオリちゃんって
サオリちゃんって、あのサオリちゃんだと!?破壊神と呼ばれる人間だぞ!?
強そうな探索者がいたら問答無用で喧嘩吹っ掛ける危険で迷惑な女だぞ!?
「回復魔法を使える人がギルド周辺でこの人しかいませんでした。(哀れみ)」
「直してくれたらいいんですよ。直してくれたら」
もう諦めよう。うん。
「うわー、お兄さんめっちゃ血出てる〜☆直してあげよーっと☆」
「チョッ...ちょっと待って! うわーーー!」
「ほらぁ、お兄さん、直してあげたよ☆」
やべぇ、破壊神女にほっぺたキスされた。
しかも何故か指の毛が治ってるし。
女性にキスされたなら喜ぶべきなのかもしれないけど、すっごい寒気がするんだが。
「グ...ㇵ...ァ...」
「サオリさんありがとうございま...って!大丈夫ですか!?お兄さん?ちょっと!」
ああ、いつも偽りの笑顔で仕事をしている受付嬢さんが本心から心配してくれている...なんということだ。
ああなぜか、体にいつの間にか力が入...らなくなっ...て、倒れ...てゆ...く........
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はい
破壊神女のほっぺたキスはただの回復魔法です。
たぶん男を魅了するためにほっぺたでやってるんでしょうけど
それに無意識に気づいた湊くんは恐怖で縮こまって倒れました。
ご中傷様 チーン ナムアミー
湊くん。君のことは忘れない。またてんごくで会おう!
湊「俺まだ死んでねえから!勝手に死んだことにすな(怒)」
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