第4話 スライム狩り



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さてと、空間圧縮はスライムに勝つとわかったときから約8時間後...

スライムを一匹倒したときに一つ落とす極小魔石が240個集まった。


8時間で240個集めたのである。


つまり1時間で30個


つまり2分で1個


つまり2秒で0.016666666...個


すごくないか俺!(自惚れ)


魔石がたくさん集まったし、もう夜7時だからダンジョンを出て

ダンジョンの横にある「探索者ギルド」と呼ばれるところに入る。


「いらっしゃいませー、本日はどのような要件でしょうか」


「魔石の買い取りです」


「わかりました。ではあちらのカウンターに魔石を置いてください」


俺は受付カウンターの横にある素材買い取りの受付に8時間で集めた魔石を置いた。


「し...失礼します。これは...一人で取られたん...ですか?」


「ああ?はいそうですけど」


「パ...パーティーとかは〜...あはは...」


「一人です。」


「あ...はいわかりました(察し)」


「(あっ、この人天才の類だわー)」


「なんか言いました?」


「いえ、なにも」


少し受付嬢がおかしかったが、まあ気のせいだろう。


さて、立っているのはつらいので受付の前にある長椅子に座る。

少し目を閉じて待っていると、俺の番になった。


「極小魔石が一つ200円なので、48000円です。」


「おーーーー」


たくさんお金が入った。でも240個しか集められなかったのはとっても悲しいな。


もっと集められるようにならなければ。キリッ

目標はまず一時間60個。絶対に達成して見せる。

そんな事を考えながら俺は帰路についた。



☆☆☆☆



SIDE:受付嬢



私はどこにでもいるかわいい受付嬢。

自分のスタイルが良いのも相まって、

よく、いろんな探索者からそういう視線を受けている。


今日もそういう視線を受けながら、仕事をしていると

中学くらいの青年が来た。

その青年は案の定そういう視線は私に向けずにとても静かで落ち着いていた。


「わかりました。ではあちらのカウンターに魔石を置いてください」


いつもどうり案内をする。


すべてがいつも道理なのを安心してしまったが

青年が全ての魔石をカウンターに置いた途端、

私の平穏は崩れ去った。


最初は驚きによってうまく話せなかったが

少し深呼吸をして魔石の数を数え、渡す金額を計算していく。


なんと48000円になった。

聞けばこの青年はギルドに登録して初日だという。


この才能の塊は絶対に逃さない。


私は心のなかでそう呟きながら、48000円が入っている現金の封筒を渡した。




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はい、どうだったでしょうか。

女子の気持ちは男にはわかりません。(諦め)

なにか修正してほしい所があればコメントしてください。

作者の気が向けば直します。

あと2話を修正しました。

ぜひ読んでください。


湊くんは、意外と行動が早いし疲れという言葉の意味を知りません。

まあ頑張れば一時間60個の目標を達成できるわけですよ。


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