「うみになるまで」
「泣け。わめけ。
黄昏がたそがれゆくまでたそがれでとはにくれざれとはなる黄昏
生こそはをはらぬあくむとおもふなれあくむのをはりはそのをはりなる死
そらの
あかき華あをぐろき華どの華もをみなをのこの華は腐りて
葦 鰯 歳 鱗石 齲歯 雄牛 獅子 鸚鵡石 壊死 餓死 死 死 死―――
いのちありいのちあれどもそのいのち
えいゑんにeienにただ永遠にほろびざるべし
人間とはなににあらむとおもふときそのときのみにわれらは人間
闇うまれ銀河のうまれ星うまれ日本のうまれわれは死ぬなり
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