第32話死の正当防衛

警察です!


誰か居る!?


ドンドンドン!


ガツッ!不意にバックヤードのドアを叩かれ手元が狂った!


チッ舌打ちをしてドアを開け「何の用ですか?」


不機嫌な面持ちをしてて立ちはだかる。


「こんばんは県警の巡回です。」


警官が二人、店内バックヤードに入って来た!

「そんなもの持って危ない!」


反射的に万吉の右腕を掴もうとしたが、万吉はそれより素早く往なした!


警察官がつんのめり上体がうつぶせで屈んだように為り背中が無防御に為る!


警官の背中を的にした斧が高速で振り上げ力一杯振り下ろした!


ドン!


鈍い音がして警官の肩甲骨から鮮血が迸り・・・。


 パンパン!


万吉が無言で前のめりに倒れる!


 一連の動向を目撃した他の警官が、職務上の反射神経によりジャケットの内側で隠れていたリボルバーを抜き発砲した!

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