第26話嘘つきの万吉
ラウンジレディーらしく紺のミニスカートと、卯上胸から丸見えのビスチェを着こなして見た目、セクシーな小悪魔的なレディーを醸し出していた。
万吉は、紬の出で立ちにちょっと焦って、バックヤードの中が観えないようにドアの無い入り口を両手で塞いで、背伸びをしていた。
「何をしているの万きっちゃん?」
不思議そうな顔面が、邪気の無い紬の本質だったからオロオロしながら「うぅ~んアリをねえ・・・。」
と引き攣った笑顔を向け、それが嘘だと気づく紬には秒殺だった!
「うん!うううん!!」
紫帆が暴れ出していた!
「嘘つき!」
「悪い事をしてる!」
にじり寄った紬を制し、「ヤメッ!来るな!」
両掌を突き出して制していた。
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