第3話秘密の防空壕

今でも人骨は耳の骨や頸椎の小さな骨が見つかっていた。


 現在は立ち入り禁止の区域で、入り口は塞がれていたが、風雨に晒された片方のバリアが朽ち果て、子供が横向きに為れば腹を掠める程度で何とか、入れた。


 これは万吉の秘密で誰にも言わず万吉は幾度となく塞がれた防空壕の中に入ってみたが、ウヲーン!


と人の声とも風や獣の声とも着かず詰まらないから奥まで入った事が無かった。


 その万吉が覗き込む紬に素知らぬ顔でアリを焼いていたのだ・・・。


 虫眼鏡のレンズを太陽光に当て光を集約させ

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