　神聖な怪物と謳われし龍たちを、魔法時代黎明期と共に突如として現れた、魔物の誕生を機に数多の者たちが欲望に駆り出され、その身に刃を振るう。

　だが、いつしかそれは、国家を揺るがすほどの勢力となって、世界全土に終わらぬ恐怖を齎した。

　海賊や略奪を働く戦士たちの俗称として、襲撃者とも呼ばれし其れ等は、特定の機関に属すことなく、大半が魔物狩りを生業とする。

　時に英雄に、時に蛮族になりし者たち。

　人はそれを冒険者と呼ぶ。

　世界各国の平和条約によって、表面上は在住する東西南北の国の傭兵として雇用される事となった。

　いずれ、訪れるであろう世界戦争を控えて。

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