Episode.2...ナイフで切り裂くように、闇を解いて.
「―――満月の夜って、場〈Field〉を支配している序列〈Class〉はその吸血鬼だけなの?」
「彰子、その発想は間違っている。必ずそうなるまでに至った経緯から探るのが探偵の仕事だ―――」
「ご名答。渉くん。君は、異能の相手と戦うことに向いていそうだ。私がその方面の仕事を探してきて良かったな。ところで、君たち、月には何があるが知っているか?」
「月は……銀杏を思い出すわね」そういって、無くなってしまった月の砂を見る。
「もう、彼女は死んだんだったね……」
「彼女は、月の砂が生命維持装置だと頑なに信じていたけど、それは間違っていることは医師の診断結果からすでに知っていたことだったろう。彼女の、思いでの品くらい怠け者(ヤクザ)が取っていったのは残念だったけど、僕らが捜すべきだったんだ。あの彼女の唯一の宝石は」そういうのは渉。
「まあ、彼女は用済みだからね、彼女の世話すると、これからの仕事は手に負えないんだよ。何故なら、吸血鬼はUnreal secretは行けない。必ず、これで戦わないといけない」そういって取り出したのは、懐中時計と、月の紋章が入ったKnifeとDial。
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