うり

ちゃんと、愛している

愛せてはいないけど、愛している

だから、許して欲しいのです、どれだけ嫌いになろうと、顔を合わせたくなかろうと

愛しているから

だから傷つけるし、だから抱擁するんだ

覗き込めば覗いてくる

だいきらい

私は許さないけど

きみは私のこと許してね

だいきらいだから、愛しているよ

歯を磨くとき、顔を洗うとき、シャワーを浴びるとき、

誰の目も通さない素のきみがいて

死にたくなる

裸のきみなんて、死んでしまえばいいのに

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

うり @dadada-chabashira

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ