未来の自分への手紙
愛生
1枚目
拝啓、未来の私へ
十九歳の私は今、自分が選んだ道がこれでよかったのかと悩んで、未来の私にその判断を譲渡するべくこの手紙を書いています。つまりフッサールの言うところの、「エポケー(判断保留)」を試みているというわけです。
今の私の悩みなんてきっとあなたからは、何の経験にも裏打ちされていない無垢で浅はかな悩みにしか見えないのでしょうね。そして、あの頃はこんなメモを残すくらい青くて若かったなぁ、なんて笑っているくらいなのかもしれません。それでもいいのです。
以下私の悩みを書き連ねておきます。
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