異世界から来た男の仲間達は現代ダンジョンの探索者
霞千人(かすみ せんと)
第1話 プロローグ
女神ミリンダ様からパラレルワールドの日本に行ってダンジョン探索をして欲しいと依頼されて俺達上杉浩二フアミリーはその日本の神様、武源命(たけみなもとのみこと)様から色々な加護を頂いて、仕事場の近く東北の一大都市、
最上階の南東角部屋5LDK、3方向にバルコニー付きの豪華な部屋だった。
肝心のダンジョンは東側500メートル先、緑葉城跡の小山の中腹に有る。最近近くに新しいダンジョンが出現したらしい。
多分俺たちが探索した後に一般公開するかどうか決めるのだろう。
マンションとダンジョンの間に全日本ダンジョン探索者協会本部の建物が有りそこで探索者適応能力検査、登録試験そしてドロップ品の買取を行なう。
**************
俺の名前は
そこでは上杉浩二と名乗っていた。
その世界の女神様ミリンダ様から平行世界の日本(今居るここ)
に行って、ダンジョン探索の仕事をしてくれと依頼された。
そこでここの世界の日本の神さまである
妻の加恋も勿論一緒だ。
アヤメとミチは、加恋の叔母さんの
エリカさんとアメリカ人の夫の子供だったが
両親が航空機事故で亡くなってしまったので
俺と加恋の娘として養子にした。ことになっている。
なぜアメリカ人の夫なのか?
あちらの世界では気にならなかったが日本にいると
ミチもアヤメも金髪で顔立ちは日本人に見えるので、日本人とアメリカ人の
ハーフということになった。
神様の加護は十数か国の言葉の読み書きと会話。こちらの世界の
常識を頭の中に植えこんでもらっている。
これは重大なことだ。ミチもアヤメも学校に通わなければ
ならないのだ。あっちの世界での教育とこちらとでは雲泥の差がある。
ミチとアヤメが学校で苦労しないように日本人の平均学力を
貰った。ここから成績アップするかどうかは本人の努力しだいである。
もしも学校で、テレビ番組の話題に着いていけないのはアメリカで暮らしていたからだと言い訳出来る。
因みに皆2歳年取っている。アヤメは12歳(探索者には12歳からなれるのだそうだ)ミチは17歳。
加恋は20歳だが、落ち着いているので25歳くらいに見える。言ったら怒られるので決して言わないが。
そして俺は32歳。
ダンジョン探索以外の時間は俺は株と金融取引で稼いでいる。
ということになっているし、記憶も有る。
保有している資産は200億円。マンションは協会から無料で
借りている。共益費は自分持ちだ。
加恋は新進画家、イラストレーターとして稼いでいる。稼ぎは彼女の小遣いになっている。結構売れっ子で普通のOLの5倍以上は
稼いでいるようだ。
海野太一はこちらでは岡野太一。海から陸
にあがってきたみたいで、可笑しい。
「桜庭君。明日から緑葉第2ダンジョンの探索を開始して欲しい」
協会会長の里中さんから連絡があった。
ミチとアヤメは学校なので、俺と加恋、太一とで潜る事にする。
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