404号室で笑う

鮭の切り身

プロローグ

世界では原因、治療法が一切不明の不治の病デジタル化症候群、通称デジ症が群を抜いて流行っている。数年前見たこともないような症状が出始めたことからこの病が広まったと言われている。ある人は原因の解明に頭を悩ませ、ある人はその病気により命を落とし、その人の親族にまで広まっていく、そんな恐ろしい病だ。特定の位置の痛み、脳にまで響くほどの耳鳴り、幻聴、幻覚、そんな症状が死ぬまで続き突然死を向かえてしまう。未だに治す方法は出ていない。


ピンポーンと軽快な音が部屋全体を響かせる。本日も私達はお仕事をしなければいけない。


デジ症を治すために。


「こちら404号室です。貴方様はと引き換えに何をお求めですか?」



          404号室で笑う Start

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

404号室で笑う 鮭の切り身 @shakenokirimi

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ