わたしのひみつ

それから、わたしは、自分の部屋で、うとうと寝ていた。


「ごはんだよ~」

って妹の声。


「は~い」

って起きて、キッチンに向かった。


その前にトイレに入った。


「うわっ?!」


わたしは女の子になってる。


「ええーっ?!」


ちっちゃい頃から、女の子になりたかったから、女の子になってて、めっちゃ嬉しい。


「やったあああ」

嬉しくて、飛びあがりながら、キッチンに行った。


「お姉ちゃん、何かいいことあったの?」


「えっ?」


「今日のお姉ちゃん、なんか、めっちゃ嬉しそう」


「ええーっ?お姉ちゃん?...わたし?...お姉ちゃん?...なの?」


「へんなお姉ちゃん...」



「「いただきま~す」」

ごはんを食べた。


妹もママも、わたしのこと、女の子だと思っている。

前から、ずっと女の子だと。

生まれた時から。


うふふ...



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

わたしだけの、ひみつのお菓子 ヤッキムン @yakkimn

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ