〇んで何が悪い!!
@yuririn-monro
第1話【不思議な男との出会い】
???「あかりをつけましょ、ちょうちんに
おはなをあげましょ、さくらのはな
お囃子達の笛太鼓、今日は楽しい…。」
???「あれ?お嬢ちゃん。
木に縄を掛けて何してるの?
もしかしてこんな良い日に死ぬき?」
???「ダメだよ。
こんなことしちゃ
エイッ!(縄を切る音)」
女学生「あっ…、なにしてるんですか!!
ここにいたって何もすることがないんです。
もう……、使えなくなっちゃったじゃないですか(泣)」
謎の男「ん~でも、君見た感じ中学生くらいでしょ?」
女学生「……まぁ。」
謎の男「じゃあ、君が要らないって言うその命僕にくれないか?
というか要らないなら貰って良いよね(ニコッ)」
女学生「えっ!何ですか?急に。
命をくれ?もしかして、私を殺す気ですか!?」
女学生「自分で死ぬのはいいんですけど、殺されるのはごめんです!!」
謎の男「ん~、そういうの僕やりたくないんだよね。
だから、細かくいうと…君の余生を僕に頂戴ってこと。」
女学生「???」
「あまり見ないタイプのナンパですか?」
謎の男「……そう、ナンパ。
君に来て欲しい所があるから、少し顔貸してよ。」
女学生「えっ…。嫌だ…行きたくない…怖い。」
私の言葉が聞こえてないのか腕を捕まれてそのまま変な男の向かう方向へ引きずられていった。程なくして男が立ち止まるので何かあったのかと目をやると一件のオンボロ屋敷の前にいた。
女学生「あの…。見せたかったのってこの汚いオンボロ屋敷ですか?」
謎の男「うん。丁度この家を綺麗にしてくれる人を探してたんだ。」
女学生「あの!私嫌ですからね。」
謎の男「そうそう!最近屋根に穴が空いてるのか雨漏りするんだよね。」
(この人全く話を聞いてない……。)
謎の男「それから、君が良いならここに一緒に住もう!」
女学生「…。あなたのお世話係としてですか?」
謎の男「うん!」
女学生「丁重にお断りします。」
謎の男「え!きっと楽しいよ!」
女学生「無理です。」
謎の男「早いって!もっと時間置いて考えてみない?」
女学生「結構です。時間がもったいないので。」
謎の男「君…、後死ぬだけじゃん。
時間なんて関係ないよ。」
ギクッ(^-^;
謎の男「だーかーら。ここに住もう!」
女学生「嫌です。」
謎の男「……。もう俺ここで泣きじゃくるからね。」
「あーあ。騒ぎになって面倒な事になるんだろうな。」
「学校中で噂されちゃうんだろうなーー。あーあ。」
女学生「………。っもう!やれば良いんでしょ!!やれば!」
謎の男「そうこなくっちゃ!ニコッ」
女学生「でも条件があります!」
〇んで何が悪い!! @yuririn-monro
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